大人になると、人前で怒りをあらわにする機会はほとんどなくなります。
いろいろな理由があると思いますが、ひとつは、怒ることで「得られるもの」と「失うもの」を比較すると、あまりに割に合わないことが多いから。
それでも、仕事でも暮らしでも、社会で誰かと関わり合いながら生きていく以上、どうしても怒りを表明しないといけないときはくるわけで。
そんな時、どういう形で「怒り」というメッセージを届けるのか。
そして、どうしたら失うものを減らして、得るものを最大化できるのか。
この間、ちょっとしたきっかけになる出来事があったのですが、それ以来「怒りの技術」についてよく考えています。
うまく組織の中で「怒り」を表明できる人は、そのあとめちゃくちゃ信頼される。
これは難易度めっちゃ高いけど、怒りをポジティブに変換できる人は最強。
— 煮え湯 🍳 "yawn" 毎日更新中! (@nieyu365) 2018年9月11日
スマートに「怒り」という情報を届ける技術
このごろ思うのは、「怒りの届け方」にも技術がありそうだ、ということ。
場を乱さず、嫌味もなく、雰囲気も悪くしないままに「スマートに怒りを表明できる」というのはひとつのスキルだな、と。
うまく言葉にはできないけど、「怒りをぶつける」というよりは、まるで怒りという「情報を届ける」という感じ。
それをつくるのは場数なのか知識なのかはわからないけど、後天的なものなのだろうな、という予感はしています。
そして、もしそれが後天的なものなのであれば、それは自分の意識次第で身につけられるのではないかと。
まとめ:履歴書には載らないスキルを増やしていきたい。
上で書いたような怒りに関するスキルって、どんな生き方をするにも必要になるものだし、人間関係でもビジネス上でもすんごく大事。
そして、こういう「教科書にも載っていないし数値化もされないけどとても大事なスキル」は、「怒りのコントロール」以外にもたくさんあるはずで。
学歴とか資格みたいに履歴書にかけるスキルも大事だけど、履歴書にもどこにも載らないスキルを意識的して増やしていくのも大事なこと。
ある程度の年齢になると肉体的な成長は終わるけど、人間の成長はそれで終わりなわけがない。
いくつになっても「自分の幅を広げる」という意識は持ち続けていたいです。