このごろ思うのは「影響されやすい」ってものすごくナイスな性質なんじゃないかってこと。
自分らしさって別になくてもいいんじゃないかな、という話でもあります。
「影響されやすい」は間違いなく長所
「影響されやすい」という性質は、どちらかというと「自分がない」というネガティブな文脈で語られがち。
たしかに「確かな自分を持っている」ひとは、なんとなくかっこいい気もする。
でも、自分ってなんだろう。
僕は、常にリアルタイムで変わりつつある「過程」こそが「自分」なんだと思っています。
例えるなら、一瞬たりともとどまることのない水みたいなもの。
そして、流れる水は綺麗なままだけど、とどまる水は腐っていく。
影響されやすいひとは成長が早い
本を一冊読んだら、それに思いっきり影響されればいい。
映画を一本みたら、それでしばらく頭の中が一杯になればいい。
同じ時間をかけてなにか新しい体験をしたなら、冷笑的にたたずんで何も変わらないでいるよりも、思いっきり影響を受けてどんどん新しい自分に生まれ変わっていけばいい。
個人的には
- 自分がない
- 影響されやすい
- プライドがない
というのは成長が早い人の共通点と思っています。
まとめ:「自分はコレ」と決めつけるあやうさ
「自分が何者かじゃないと不安」という気持ちから、なんとなく「自分はコレ」と決めてしまうことのあやうさってあると思う。
たとえば、ネット上で「人に覚えてもらうために、自分のキャッチーな肩書きを名乗りましょう」という話を目にすることがあります。
そしていわゆる「ブランディング」のために、一度決めた「肩書き」はそのまま動かさないことが良しとされる、とも。
別にそれはそれでいいけど、「自分はコレでいくと決めたから」みたいに、自分自身が苦しくなるようなブランディングはしなくても良いんじゃないかな。
別に自分が何なのかがわからなかったら、それでいい。
そして「そのままでいられる強さ」というのも、もうちょっと見直されてもいい。
僕はあんまり「自分はコレ」というように、自分自身の枠を固めたくないと思う派。
コロコロ変わっていける状態をキープすることが、楽しく幸せに生きていける大きなヒントだと思っています。