春の日の山梨日帰りショートトリップも後半戦。
笛吹市にある八代ふるさと公園を出たあとは、山梨県内をさらに西へ。
前回の記事はこちら:甲州蚕影桜と盃塚古墳が見どころ。八代ふるさと公園に行ってきました!
富士山の西側、南巨摩郡身延町にある久遠寺に行ってみることにしました。
富士川沿いを南下して身延町へ
笛吹市から車で山梨県内を西に向かい、そのまま富士山をぐるっと回り込む感じで身延町に向かいます。
このへんはとにかく山が近い。山の隙間に町がある感じ。
途中からはずっと富士川と一緒。
この時期はだいぶ水量も少ない感じでした。それでもうねうねと雄大。
いい感じの道路が多いので、晴れの日は気持ちがいい。
そうこうしているうちに身延町へ入ります。
ここからもう少し南進して、目指すは久遠寺。
身延町の久遠寺へ。山の中のどでかいお寺。
そんなわけで、身延町にある久遠寺に到着。
着いたところで、いきなり観光バスがニョッキリでてきてびっくり。
毎回思うけど僕はバスの運転手はできる気がしない……!
車を止めて散策タイム。
久遠寺があるところはなかなか山深いところだけど、すっかり春の気配。
お寺ってけっこうイベントフルなんですね。
いまはそうでもないけど年を重ねるといつかこういう写経とかに興味が出てくるのだろうか。
細かい装飾が施されていて、いつまでもみていられるような立派な山門。
山門から伸びる通りは商店街ベースの和やかな雰囲気です。
ここまで上がってくるまではけっこう細い道ばかりなのに、門から先はとにかく広くてびっくりする。
こういうお寺に来ると毎回思うけど、きっと昔はなにもなかったような山の中にこれだけの規模の建物を作るなんて、昔の人の情熱はすごいなーと思います。
いざ心臓破りの菩提梯へ!
ではさっそく門をくぐって中に入っていきます。
門を抜けると突き当りに見えるのは壁のようなもの。
階段のようにも見えるけど、どうしても壁にしか見えない。作画おかしくない?
もうちょっと近づいてみると、やっぱり階段でした。
しかし上の方は木の陰に隠れていて、どこまで続いているのかまったくわからないレベル。
だんだんと近づいていくも、まだ上が見えない……
と、やっとここまできて階段の全貌が見えました!
うーーん、やっぱり壁。
壁のような階段をてっぺんまで登る
階段を途中まで登ってきたところ。
この時期は山桜が咲いていてきれい。
階段を半分くらい登ったところ。
まだこんなにある……!
菩提梯の解説。
高さは104メートル、段数は287段。涅槃!
ちなみに足腰に自信のない方は、この階段とは別の迂回ルートが用意されてます。
そっちは階段じゃなくて坂道なので、いくらかラクちんだと思います。
階段を登っているところから上を見上げたところ。
角度がものすごくきついので、この手摺がないととてもじゃないけど登れないと思う。
階段は全体で7区画に分かれています。
ちょっとした踊り場みたいになっていて休憩できるのですが、登れば登るほど眺めがすごみを増す。
周りに杉林が茂っているので、遠くの眺望はそれほどありません。
このくらい登ってくると、はじめにくぐってきた山門も見えなくなりますね。
というわけで、ようやくゴール!
おつかれさまでした。こうして改めて見てみても、やっぱり崖。
てっぺんの本堂エリアを散策
階段を登りきった上は本堂エリア。
ちなみに階段じゃなくて迂回路の坂を選択した場合もちゃんとここにたどり着けるようになっているので心配無用です。
でっかい鐘。
この日は良いお天気で最高の雰囲気。人出も適度でかなり快適指数高かったです。
遠くに見える山々。
象なのかなんなのか。
エッジの部分も黒い線が引いてあるので立体感がすごい。
人懐っこくて近寄るとパクパクしてくるひと。
桜もみっしり咲いていました。
同じ山梨県内でも八代ふるさと公園とかよりも遅めみたいですね。
ちょうど満開シーズンでした。
まとめ:足腰に自信のある方は階段ルートをぜひ!
身延山久遠寺には初めてきましたが、山ひとつがそのままお寺という感じでスケールが大きくて驚きました。
本堂に至るまでの階段はかなりの急勾配で息切れ必至ですが、登りきったあとの達成感はなかなかのものなので足腰に自信のある方はぜひともチャレンジしてみると良いと思います。
次はロープウェイに乗ってさらなる奥地を目指します!
次の記事はこちら:山梨県身延町の久遠寺奥之院に行ってきました!山頂からの眺めは最高。