(アイキャッチは試験勉強で一番役に立った秀和システムのテキスト)
何年か前に自己研鑽がてら取った資格「情報セキュリティスペシャリスト」。
要するに「情報セキュリティは社会的に重要性が高まっているから、専門家を増やそう」という趣旨の国家資格です。
当時とは名前が変わって、いまは「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」というものになったようです。
登録セキスペになるには経過措置期限内に申請が必要
で、名称変更とともに今後は定期的な講習が必要になったんですが、その講習料がとても高い……!
僕が試験をパスしたのは2013年4月の試験でしたので、経過措置は今年の8月くらいまで。
この経過措置が終わってしまえば、再度登録セキスペになるには、また試験をイチから受けないといけない。
つまり、
まだ位置づけが曖昧な登録セキスペという制度にそれだけ課金する価値があるのか
というところが判断しきれずにちょっと悶々とした日々を過ごしました。
「情報セキュリティスペシャリスト」を取った理由
僕自身はセキュリティとは特に関係のない会社で働いています。
情報セキュリティスペシャリスト(当時)を取ろうと思った理由は
- IPAの高度試験をひとつくらいは取っておきたかった
- ネットワークスペシャリストの前哨戦のつもりで受けた
- 自己研鑽としてちょうどよいレベルの試験だった
という感じ。
自腹で資格を維持するのはちょっとキツい
せっかくSC持ってるので登録したいのはやまやまだが、なにしろお金がかかりすぎるのがネック……!経過措置としてもっと登録料などを引き下げてはどうでしょう。少なくとも経過措置のハガキは半年前には送ってきてほしかった。 #登録セキスペ #情報処理安全確保支援士https://t.co/2vvIXZMz0s
— 煮え湯@yawn (@nieyu365) 2018年6月24日
バリバリにITとかセキュリティやってる会社だったらポンとお金を払ってくれるかもしれないけど、そういう会社ばっかりじゃないと思う。自己研鑽で資格取得したひとには登録料が高すぎてハードルが高い。 #登録セキスペ #情報処理安全確保支援士
— 煮え湯@yawn (@nieyu365) 2018年6月24日
#登録セキスペ は会社に登録料と講習費を出してくれるよう交渉したけどNGだったので諦めることにする。ルール外の自己研鑽が認められないのアレだが仕方ない。SCを取った事実は消えない。
— 煮え湯@yawn (@nieyu365) 2018年7月7日
というわけで、結論としては「登録セキスペの申請」はしませんでした。
なかなか難しい話ですね……。
まとめ:自分の価値は自分で決める。
もちろん、登録料の問題が解決できていれば登録するのはアリだとは思っていましたが、こればかりはしょうがないかな。
仕組みが変わって肩書が消えても、自分がこれまで積み上げてきたものが否定されるわけではない。
なので、気持ちとしては特に残念という感じもなくフラットな感じです。
同じ資格を持つ人はたくさんいるなら、自分がやる意味はない。手持ちのカードが使えなかったらさっさと捨てて、新しいカードを山札から引けばいい。
勉強したことは確実に血肉になるので、これからも引き続き自主的な勉強は続けていくつもり。
同じように登録するかどうか迷っているひとはたくさんいると思うので、判断の参考になれば幸いです。
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