今回の長野と岐阜への旅行は、バスタ新宿から夜行バスで行きました。
ふだんあんまり夜行バスには乗る機会がないんだけど、おかげさまで良い体験になりました。
この記事では「いかに夜行バスで快適に過ごすか」をまとめておきたいと思います。
ちなみに夜行バス想定で書いていますが、せき対策などは飛行機の国際線とかでもあてはまるかも。
高速バス乗車前〜発車前編
まずは高速バスに乗り込む前にできることと、発車するまでにしたほうがよいことについて。
バスは多少高くても3列シートを選ぶべし
低価格の高速バスは、大きく分けて3列シートのものと4列シートのものがあります。
3列シートのほうがちょっとお値段高めなんだけど、4列シートと比べるとその快適さは雲泥の差。
なので、相当の事情がない限り、快適さをお金で買ってしまったほうが良いです。
最近は2列シートで個室ブースになっている深夜バスもあるようですね。乗ってみたい。
公式サイト:DREAM SLEEPER | 最高の眠りと上質なリラクゼーションを追求した高速乗合バス
貴重品や充電ケーブルはあらかじめ車内持ち込み用のポーチなどにまとめておくべし
高速バスに乗り込むときには大きな荷物はバス底部の荷物収納ゾーンに預けることになります。
ここで気をつけたいのは、いったん底部の収納ゾーンに預けてしまうと走行中は荷物が取り出せない、ということ。
なので、高速バスに乗り込む前に車内で使うグッズをあらかじめ小さなポーチなどに分けて持ち込めるようにしておくと良いです。
人によって違うと思うけど、オススメの基本ラインナップはこんな感じ。
- 飲み物
- 耳栓
- アイマスク
- スマホの充電ケーブル
- マスク
- のど飴
- ネックピロー
もしうっかり必要な荷物を収納ゾーンに預けてしまった場合は、途中でトイレ休憩のためにパーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)に停まったタイミングで運転手さんに開けてもらいましょう。
ただし「運転手の仮眠」のためにPA, SAに泊まる場合もあり、その場合乗客は外に出られないのでお願いしにくいです。
なので、必要な荷物はあらかじめちゃんと別のカバンやポーチに分けて手荷物として持ち込むようにしてください。
発車前に後ろのひとに声をかけておくと気がラク
長時間バスで寝るためには、背もたれを倒すことが必須。
ぼくはいらぬトラブルを避けるためにも、前もって背もたれを倒す前に後ろのひとに一声かける派。
タイミングとしては、バスに乗り込んで発車する前に声をかけておくのが良いかと思います。
走り出してからだとさっさと寝てしまう人もいるし、乗り込んだ直後の各自シートベルトを引っ張り出したりしてガサゴソとやっている時間帯が話しかけやすいので。
だいたいのひとは一声かければ快く応じてくれるはず。
トイレは必ず事前に行っておくべし
やっぱり高速バスで一番気をつけたいのはトイレ。
出発前にトイレに行っておくのは基本です。
あと、途中で何回かトイレ休憩でPA, SAに停まるはずなので、その都度気分じゃなくても行っておくと後々の自分が救われます。
走行中編
お次は走行中編。
照明は真っ暗にならないのでアイマスクは必須
高速バスは真っ暗だと防犯上よくないので、真っ暗にはなりません。
常に薄ぼんやりと明かりがついている状態なので、気になるひとは眠れないかも。
なので、アイマスクは個人的には必須アイテム。
寝る、寝ないは別として、目をしっかりと閉じられると疲れが全然違います。
耳栓があると疲れ方が違う
これも個人差があるかと思うけど、個人的には必須。
やっぱり耳から常に走行音(ノイズ)が入っている状態なので、つかれるんですよね……。
ぐっすり寝たい派はもちろん、耳からの疲れを軽減するためにも耳栓はおすすめです。
ネックピローがあれば眠りやすいけど、荷物がかさばる
深夜バスでガッツリ寝たいひとにぜひ持っていってほしいのはネックピロー(首枕)。
これがあると睡眠の質がめちゃめちゃ上がります。
ひとつ難点なのは、やたらかさばること。
あったほうが間違いなくラクですが、荷物がかさばるのが嫌な場合はナシでもいいかも。
コンセントはひねるタイプの場合があるので注意
夜行バスのコンセントは、各座席にひとつあると思います。
で、このコンセント、なかなかの曲者。
上の写真をよくよく見ると、コンセントの穴が塞がっているので、まっすぐさしてもささりません。
この手のコンセントはひねるタイプなので、そのままさしてもプラグがささらないんですね。
コツは、コンセントに押し当てながら回す要領で差し込むこと。
90度まわすとうまいことコンセントの穴がみえるようになって、プラグを差し込めるはず。
ぼくは初見ではこの機構をすんなり理解できなかったので、2分間くらいひとりで暗闇のなか格闘するハメになりました。
バスの車内は超乾燥!飲み物、マスク、飴があるとせき対策になる
バスの車内は「なぜこんなに乾燥するの?」と困惑するレベルでめちゃくちゃに乾燥します。
すると喉が渇きやすくなるので、自然と咳が出やすくなります。
で、いったんせきこんでしまうとなかなかおさまりにくい。これ、ほんと困る。
対策としては、ペットボトルとか水筒とかで飲み物を持ち込むとよいです。
ただし飲み物だけに頼ると今度はトイレが近くなってしまうので、マスクと飴も併用するが吉。
飲み物は忘れても途中のトイレ休憩のときに自販機で買うことができますが、それ以外は手に入れにくいので忘れずに持っていきましょう。
深夜のバス車内で咳が止まらない状態になると大顰蹙まちがいなし。
周りに迷惑をかけてしまうし、何より自分がつらい。
なので、咳対策は必須です。
まとめ:深夜バスでお金と時間を有効しよう!
書いていて気が付きましたが、アイマスク、耳栓、ネックピローは以前書いた「車中泊の持ち物まとめ」の記事でも「三種の神器」として重要性を力説していたもの。
関連記事:車中泊で特に必要な持ち物をまとめてみたよ。持っていって良かったと心の底から実感した必須グッズはこれだ!
うまく使うとお金も時間も有効活用できる夜行バス。
快適に過ごすコツを身につけて、使いこなしたいところですね。
この記事で書いている内容は実際にぼくが夜行バスに乗って実感したことばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:全ては最高の眠りのために。テンピュールのアイマスクを買いました!