最近はお店情報とかみたいな「自分の外側を開拓した記事」よりも、自分の考えたことみたいな「自分の内側を覗き込んで思ったこと」を記事にすることが多くなりました。
で、はじめのうちは「思いついたことを書いていってもそんなにネタなんてないし、書くことすぐになくなるだろ」と思っていましたが、これが意外と続く。
むしろ、書けば書くほど書きたいことが引き出されてきて、書きたいことだらけに。
どうしてこういう状態になったかを改めて考えたとき、それは「アウトプットしたから」だということに思い至りました。
今日はそのへんを記事に書き起こしておきたいと思います。
古いアイデアを捨てて脳内に真空をつくる。真空は放っておいても新しいアイデアで埋まる
頭の中って思った以上に古いアイデアがたまっていて、それが思考の底でヘドロみたいに固形化してるときがある。
そういう時は一度、モヤモヤと考えていることを文字としてアウトプットしてみると良い。
アウトプットしようと言語化する過程で、とらえどころのなかったそれら思考の断片が、その時点での実体をつくることができる。
また、アウトプットすることは整理することでもある。
モヤッとしたことを人に話していると、相手に話しているうちに「あ、そうか」とひとりで合点することがありますよね。
あれを自発的に、ねらってやる感じ。
そうして、意図的に脳内に空白を作り出すこと。
そうすると不思議なことに、まるで真空を埋めるみたいに、新しいアイデアが浮かんでくる。
それはもう、自然法則レベルで。
これは大きな発見でした。
出し惜しみしている限り、新しいアイデアは生まれない
思考やアイデアって、出し惜しみしているといつまでも同じところでとどまったままになってしまう。
そしてそれは、ずっと大事に持っていても熟成されて良くなることはほとんどなくて、冒頭で書いたヘドロのように、むしろどんどん腐っていく。
むしろ、熟成させたいなら積極的に外にアウトプットすることが大事。
一度考えられるところまで考えたら、それを整理しながらアウトプットして、文字にする。
そして一晩ぐっすり眠って、翌朝それを眺めてみると、自分の想像以上のスピードで考えが深まっていく。
昨日までは思いもしなかったアイデアがどんどん湧いてくる。
ほんとうに自分の脳みそがこれをやっているの?ってびっくりするレベル。
淀んでいるアイデアを外に絞り出すことで、自分の思考がどんどん前に進む。
アイデアは出し惜しみしているうちはいつまでたっても深まらない、ということですね。
強制的に視点を切り替えるために書き出して客観化させる
どうにも考えが深まらないときって、だいたい自分の視点が固まってしまっているとき。
どうしてもマクロに寄りすぎて、俯瞰で眺めることができていない。
そういうときは、自分の頭のなかで考えていたことを書き出して客観化させること。
そうするともうひとりの自分と対話しながら、ふたつの視点で物事を見ていくことができる。
ひとりブレストみたいなものかもしれない。
良くも悪くも、書き出したものはその時点で固まっていく。
つまり、もうそれ以上はそのことについて、すでに書いたようなアプローチから考えなくていい。
そうなると、次は自然と別の角度から考えることができるようになる。
紙に書き出したりでもブログに書いたりでも、脳みそから外に出せばなんでも良い。
とにかく一度アウトプットすること。
そうすることで、新しいアイデアが浮かんでくる。
書き出すことの一番のメリットはここにあると思うなー。
まとめ
いま書いている記事、一言で言えば「いっときも思考を停滞させないこと」という話。
— 煮え湯@1日3記事で追いかけ更新中 (@nieyu365) 2017年10月10日
アイデアは、出そうとして出すものじゃなくて、ふとした瞬間に湧き出てくるもの。
それを意図的に実現するには、自分の脳内を一度空っぽにしてみるのが近道なのかも、という話でした。
とにかく、アイデアは抱えていてもしょうがない。
自分が思いつくようなことはどうせ他人も思いついているもので。
そのうえで、そこから何歩、深いところまで踏み込んでいけるかという話なのかな〜と思っています。