山頂駅付近で山野草の花畑を満喫したあとは、入笠山のてっぺんに向かってトレッキング開始です。
前回の記事はこちら:夏の入笠山に行ってきました!山頂で山野草の花畑編。
入笠山は標高1955メートルですが、ゴンドラで1780メートル地点まで上がれるので、ゴンドラ山頂駅から所要時間60分ほど山頂を踏むことができます。
山頂からは360°のパノラマが望めるので、晴れた日におすすめ。
山頂に向けてのトレッキング開始。
山野草の広場を見て回ったあとは、山頂までの登山スタート。
まずはスズラン群生地を抜けていきます。
湿地帯の上をボードウォークが通っていて、歩いていて気持ちいい。
夏場は時期がずれていたのでスズランはみられなかったけど、ここもちょっとした花畑。
途中でエゾノコリンゴという札が下がった樹を発見。
りんごの木なのかな?と思いよくみてみると……
超マイクロな実を発見。
これがりんごの実になるのかな。不思議である。
注意書きも「保護しませう」って感じで独特。良い感じです。
湿地帯を抜けるとやまびこ荘という建物があるので、これを右手にみながら更に進んでいきます。
入笠山登山道へ。
ちょうどこのあたりから入笠山の登山道がスタートします。
といっても難易度はかなり低め。
すこし険しくなるのは山頂手前の傾斜くらいで、全体としては登山道というよりも遊歩道といったほうが近いかも。
しばらく歩いていると、地面によく見かけるのがこのモシャモシャ。
なんだろうと上を見上げてみると、木の枝にもっさりとひっかかっているのがみえます。
これ、エアプランツ的なものなのかな。
根っこがないけどモサモサと元気そう。
大斜面をジグザクに登っていきます
しばらく歩くと目の前に現れるのはゲレンデのような大斜面。
上の写真では茂みが深いので道が見えませんが、実際には斜面をジグザグに登れるように道ができているのでそこを歩いていきます。
大斜面を抜けると山頂まではおよそ15分。
ここで岩場コースと岩場迂回コースに別れますので、どちらかを選択して登りましょう。
我々は今回は
- 登りは岩場コース
- 下りは岩場迂回コース
を選択することに。
その理由は、たぶん下りよりも登りで段差があったほうが楽だと思ったから。
もし体力的に微妙だったら、登りも下りも岩場迂回コースでもOKと思います。
岩場コースの登り
岩場コースから山頂までははじめはこんな感じで緩やかな登り。
岩って感じは全然しません。
ですが途中からこんな感じで岩がちらほら。
でも全体的には岩成分は控えめで、そんなにしんどくなかった印象。
あまり大変ではないと思います。
ついに山頂到着!
そんなこんなで入笠山の山頂に到着。
途中であまり人に会わなかったので、頂上に人がたくさんいて意外。
眺めが良くて山頂も広い山なので、しばらくここでコーヒー飲んだりお菓子とか食べると良い感じ。
肝心の眺めは相変わらずの雲量で少し残念。
晴れていたらあの雲の向こうに八ヶ岳が見えるはずだったのに……!
とはいえ夏の入道雲のスケール感もきらいじゃないのでうれしい。
夏が大好きなので、夏の間にできるだけ多くの入道雲をみていたい。
登山の後はソフトクリーム!
入笠山山頂からゴンドラの山頂駅まで戻ってきたら、すぐ近くにある売店でソフトクリームを買ってベンチで休憩するのがおすすめ。
ふもとでもらったのかなんなのかは忘れましたが、手元に割引券があったのでありがたく活用します。
メニューはこんな感じ。
ここのソフトクリームのイチオシは「ルバーブ」という味。
ルバーブは聞き慣れない名前ですが、上の写真のような植物。
茎の部分が赤くてそこをたべるっぽい。
ここ富士見町の特産品みたいで、ジャムにすると美味とのこと。ほほーん。
というわけで、ルバーブ一択。
味は迷いに迷ってミックスにしました。
ソフトクリームでミックスが選べる状況では、だいたいミックスを頼んでいる気がする。
味はちょっと酸味があってベリー系っぽい感じがしました。実にうまし。
帰りのゴンドラからはマウンテンバイクで山下りする人が。
休憩後はゴンドラに乗って下山。
ふと下に目をやると、マウンテンバイク用の道を下っていくライダーの姿が。
僕たちはゴンドラの中からみているだけなんだけど、なかなかにスリリング。
上から見ている分には簡単そうに見えるけど、実際に乗っていたら目線も低いだろうし、かなりのスピード感だろうな……!
あっというまにゴンドラを追い抜いて、下っていってしまいました。
まとめ:軽登山で最高の眺望が楽しめる山。
入笠山はゴンドラを利用すればほとんど苦労せず登頂できる山。
それでいて山頂からは八ヶ岳や南アルプスの山々を望むことができるので、ちょっとした日帰り登山にはうってつけの山だと思います。
山野草の花畑もあるし見どころも満載なので、日帰り登山には最高におすすめです!