2018年12月の長野旅行は2日目の朝。
今回の宿泊先「ドーミーイン長野善光の湯」で目覚めた後は、ホテルをチェックアウトして近くの喫茶店で朝ごはんを食べることにします。
前回の記事はこちら:長野駅近くのホテルは「ドーミーイン 善光の湯」がおすすめ。天然温泉の大浴場付き!
長野2日目は「山と渓谷」の朝ごはんから。
ホテルの窓からカーテンを開けて外をみたところ、この日は絶好の晴れ。
意外と長野って12月では雪降らないっぽいね。
さっそくチェックアウトをして、街で朝ごはんしながら今日の作戦を考えます。
この日の朝ご飯スポットとして選んだのは、長野駅から善光寺に至るまでの通り沿いにある「山と渓谷」というコーヒーレストラン。
山好きには有名な雑誌「山と渓谷」に何か関係があるのかな……と思ったら、その昔、店主が「山と渓谷」の出版部に「山と渓谷」を店名として使えるよう直談判し、許可をもらったのだそう。
お店は通り沿いの2階部分。
大きな窓ガラスから通りが見下ろせるようになっています。
お店の看板、すごく洒落てる。
ストーブがあり暖かい店内
この日はお店がオープンした直後の入店だったので、お客さんは僕ひとり。
せっかくなので、先ほど下から見上げた窓ガラスのすぐ近くの席に座らせてもらうことにしました。
テーブルのすぐ近くにはストーブが出ていてポカポカと暖かく、窓際なので朝の光が明るくて気持ちよい席でした。
このストーブの上に乗ったヤカンがふつふつと湧き上がる音を聞いていると、妙に気持ちが落ち着きます。
灯油ストーブの匂いとか、上でヤカンがプツプツ沸く音とか、そういうのを感じてるだけで一日が終わりそう
— 煮え湯 🍳 "yawn" 毎日更新中! (@nieyu365) 2018年12月10日
この日に座ったテーブルからお店の奥の方を眺めた様子。
縦長の細長い店内には雰囲気のある照明が下がっていて、明るすぎなくてリラックスできる空間。
そこに流れているのは、静かだけど熱のこもったジャズ。
お隣のテーブルはこのような感じ。
ソファーもテーブルも年季は入っていそうだけど、よく手入れされていて汚れやほつれなどは一切なくきれいでした。
特にこのソファーはちょっと無骨な見た目なんですが、一度腰を落ちつけてみると座り心地がすごく良くて。
もうそのまま立ち上がりたくなくなるやつでした。
手打ちそばのあるコーヒーショップ。
お店の看板はコーヒーショップですが、メニューには手打ちそばもあります。
コーヒーのほか、紅茶やソフトドリンクアルコールまで、品揃えは多彩。
ピザとコーヒーの朝ごはん。
正直おそばも食べたかったし、グラタンも食べたかったのですが、朝と言うことで軽さと爽やかさの両立を考えた結果、この日はピザをオーダー。
この自家製ピザがものすごく美味しかった……!
テーブルに運ばれてきたピザはものすごく熱々で、そのままでは素手では触れないくらい。
そこをなんとか1ピースつまんで持ち上げると、溶けたチーズがぐわーんと伸びてすごく嬉しくなった。
お味のほうはもう言わずもがな。
生地はクリスピーでカリカリ、トマトソースは酸味がありながらも濃厚で爽やか。
そして何より上に乗っているチーズがものすごくおいしかった。
一緒に頼んだコーヒーはピザとの相性が抜群。
今時のサードウェーブコーヒーとは一味違う「昔ながらの喫茶店」といった深みのある味。
「そうそう、これを求めていたんだよ……!」という気持ちでいっぱい。
窓の下には善光寺表参道がよく見えます。
朝の時間帯に街行く人をこの窓から見ていると、まるでこの空間だけが時間の流れから切り離されているような気分になってきます。
山と渓谷、ほんといい喫茶店だ……。平日の朝、いつもは会社でパソコンとにらめっこしてるはずの時間に長野でのんびりしてると、別の世界線に来てしまったような不思議な気持ちになる。
— 煮え湯 🍳 "yawn" 毎日更新中! (@nieyu365) 2018年12月10日
まとめ:「ひとり喫茶店」はたのしい。
「山と渓谷」、初めて入ったとは思えないくらいにものすごく居心地が良かったです。
ピザをゆっくり食べながらコーヒーを飲んで、お店に置いてある雑誌などを読んでいたらいつの間にか1時間半くらい経っていました。
改めて考えると、こうしてじっくりと腰を落ち着けてゆったりと時間が楽しめるのは「喫茶店」だからこそなのかな、とも思ったり。
これまでなんとなく、ひとりで喫茶店に入るのはハードルが高いとは思っていたんですが、やってみたらこの上質な時間の過ごし方の虜になってしまいました。
これからもちょっと気になる喫茶店には積極的に踏み込んでいきたいと思います。
山と渓谷、ものすごく良いお店なので、長野に来たらぜひ足を運んでみてください!
次の記事はこちら:長野・善光寺近くのおすすめカフェ「平野珈琲」。静かな空間と素敵な内装!
「ひとりで喫茶店」という経験は今までなんとなく怖くてしたことがなかったんだけど、こないだ長野で「山と渓谷」という喫茶店に入ってみてその思い込みが晴れた。
読みかけの本さえあればすごく気軽に喫茶店のドアを開けられることに気づけたので、これからも東京の喫茶店をいろいろ開拓していきたい
— 煮え湯 🍳 "yawn" 毎日更新中! (@nieyu365) 2018年12月12日
関連ランキング:喫茶店 | 長野駅(長野電鉄)、市役所前駅、長野駅(JR・しなの)