ついこないだ、ひょんなことから数年ぶりに自宅でテレビを観られる環境を導入することになりまして。
で、それにあたってテレビの買い換えも検討したんだけど、以下の理由からナスネ(nasne)を買うことにしました。
- せっかく断捨離したし、物が増えるのは嫌だ
- なんだかいまさらでかいテレビ買うのもイケてない気がする
そうしたら、その超絶便利さに生活が根底から覆されてしまったというお話です。
メリットその1: 何万円もするテレビ本体が不要
ぼくの場合、もともとiPadを持っていたので新しく何万円もかけてテレビを新調する必要がなかったのが良かったです。
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iPadでテレビが見られるのがこんなに快適だとは思いませんでした。
場所を選ばないのがこんなに快適だとは……!
Wi-Fiが来てればベッドでもソファでも、もうどこでも観られます。
iPadはテレビほどのサイズがないので圧迫感がないし、部屋に物がごちゃごちゃ増えたりしないのも良いです。
あと、Retinaディスプレイというのもいいですね。純粋に液晶をみるよりも快適。
「買ったものの用途が思いつかず、ぜんぜん使ってないタブレットがある」というひとはナスネで復活させるのも良いかと思います。
メリットその2: 動作がサクサク。倍速再生とCMスキップが捗る
ナスネを使っていてすごく便利だなと思うのは、倍速再生機能。
再生速度は最大2倍まで0.1刻みでコントロールできます。
CMもワンタップでCM明けまで飛ばせるので、ストレスフリーで観られます。
ぼくはいつも1.3〜2.0の倍速で、CM飛ばしまくっているので30分番組も10分くらいでチェックできます。時短がハンパない。
視聴アプリの動作が重いと感じたこともないですね……。
視聴画面から番組表、録画リストへの移動ももたつくことはありません。
メリットその3: 出先でもWi-Fiさえあれば自宅のナスネに録画してる番組が見られる
けっこう破壊的だと思ったのがこれ。
快適な速度のWi-Fiさえ来ていれば、ナスネのアプリを使って世界のどこからでも自宅のナスネで録画した番組が観られます。
録画していた番組はもちろん、放送中の番組も見られるのはマジで最高です。
実際のところ、ホテルとか公共のWi-Fiとかだと速度が出ないのでカクカクしますが、比較的安定した環境だと問題なくみられます。
もしiPadが高速回線のセルラーモデルなら、容量食うけど移動中ですら観られるはず。
「どうして観たい番組がある!」というときに使えます。
メリットその4: スマホからその場で録画予約できるのが便利
地味に便利なのがこの機能。
iPhoneにナスネのアプリを入れておけば、自宅のナスネにアクセスしてその場で録画予約を入れることができます。
よくやるのが出先で「あ、今日の夜はサッカーの試合だった」って思い出す時。
絶対観たいけど絶対それまでには帰れない時、スマホ経由で予約が仕掛けられるのほんと便利。
番組を視聴するためには一度課金して機能をアンロックしないといけないんだけど、番組表を見るだけなら無課金でいけるので、ぼくは以下の布陣で運用しています。
- iPadに入れてるナスネアプリは番組視聴の機能をアンロック(買い切り。iOS版は600円、Android版は500円)
- iPhoneに入れてるナスネアプリは無課金
iPhoneでもアンロックすればiPhoneでテレビが見られるようになります。
ちなみにパソコン版のアプリもあって、そこでアンロックすればパソコンでも観られるっぽい。
メリットその5: 共有フォルダ機能が便利。家庭内の簡易NASとしても使える
あんまり使ってないけれど、人によっては重宝するだろうなって思うのがナスネの保存領域の一部を共有フォルダとして使える機能。
というのも、ナスネは基本的にずーっと電源入れっぱなしなので、共有フォルダみたいにサーバ的に使うのに向いているんですよね。
いまはいろんなクラウドサービスあるけれど、特にクローズドで管理したいものなんかあれば、ナスネの共有フォルダはひとつの手段かと思います。
家族でファイルを共有したい場合とか、ここに放り込んでおけばみんなで観られるのでいいんじゃないかな〜。
電子工作してる人はRaspberry Piで自動でインターバル撮影とか仕掛けたときに、画像の書き出し先をナスネにするとローカルの容量を食わないので捗る予感。
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惜しいところをあえて挙げるなら
惜しいポイントはあんまりないですが、あえて言うならこんな感じ。
- 同時にひとつの番組しか録画できない
- 録画しておいた番組を観ながら、裏で放送中の番組を録画をするのはできる
- 放送中の番組を観ながら、裏で放送中の番組を録画をするのはできない
- 容量は1TBなので人によっては不便を感じるかも
- アプリに課金してアンロックすれば書き出し機能も使える(買い切りで840円)
- そもそも観たそばからすぐ消してけば特には無問題
しかしよくよくnasneの設定を見ていたら、外付けHDDを接続することができるようなので、これで容量を1TBからさらに増やすことはできそうですね。
nasne、1TBが保存容量の限界なのでそこなんとかならんかな〜と思っていたら、外付けHDDを接続できるっぽいことがわかって感動してる #nasne pic.twitter.com/6GEK4sI3RM
— 煮え湯 🍳 “yawn” 毎秒更新☁ (@nieyu365) January 22, 2020
ナスネを買うのに向いているひと
いまは全録できるレコーダーとかもあるけれど、そもそもナスネとはターゲットが違う気がします。
ナスネの最大のメリットは「iPadなどのタブレットさえあれば、比較的低価格でテレビ視聴環境が整備できる」ところ。
なので、たとえば、こんなひとがナスネを買うときっと幸せになれると思います。
- テレビをみたいけれど、わざわざ大きなテレビを買う必要性を感じていないひと
- 一人暮らしとかで自分がみるだけなので、画面が小さくて良いひと
- ベッドとかソファでダラダラしながらテレビを観たいひと
- すでにiPadなどのタブレット端末を持っているひと
ちなみに勘違いされやすいですが、ナスネを使うにあたってプレイステーションは必要ありません。
ぼくはナスネ本体とiPadだけで使ってます。
かなりのユーザのニーズはナスネで充分満たされるのでは
いまはテレビ以外にもいろんなエンタメがあるので、稼働率を考えると何十万円もかけて新しい大型テレビ買うのはナンセンス。
実のところ「ナスネで充分」なユーザ層ってめちゃくちゃいるんじゃないかと思っています。
極めて感覚的だけど、テレビ視聴層の半分くらいは実はナスネくらいの機能で充分満足できるんじゃないかな……。
テレビの買い換えを考えていてこの記事にたどり着いた人は、いま一度「ほんとに大きなテレビを買う必要ってある?」と考えてみたらいかがでしょうか。
まとめ:毎日使っても何の不満もない!
こんな感じで、ナスネを買ってからというもの、毎日なにかしらのテレビを見ています。
いまはめっちゃ深夜アニメ観てますね……。無限に時間が吸われてやばい。
毎日立ち上げるようになっているのは、やっぱりとってもつかいやすいからだと思います。
アプリを立ち上げるだけでみられるし、動作はサクサク。
iPad自体もめちゃくちゃ充電が持つので、さしあたって何の不便も感じていません。
非常に満足しているので、今のナスネが壊れたらきっともう一度買い直すし、同時に複数チャンネルがみられるモデルが出たら将来はそれに買い換えると思います。
ナスネなら2万円くらいで快適なテレビ視聴環境が整うので、気になっている方はぜひ試してみてください!
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