前から気になっていた映画「セッション」。
なんとなくAmazonプライム・ビデオをチェックしていたところ発見したので、なんの前情報も入れないで観てみました。
その結果、脳みそぶちまけられたので記事にします。
映画を観ながらのリアルタイムツイート
セッションの劇中曲めっちゃかっこいいな……!キメキメだけどちゃんとマロっとしてる。そんでドラムのモイスチャー感。全部を包んでる感じ、本当にあるんだなって思う。うまい演奏はすごい。話とか関係ない、ってなっちゃうくらい
— 煮え湯@yawn (@nieyu365) 2018年3月5日
食事会のシーンでアメフトなんかに負けてない、って言うところ、冒頭の時点の主人公では絶対言えてなかったと思う。やっぱり悔しさとひたむきさがここまでひっぱりあげたんだ。そしてリアルにこういう場でこういうことが言える奴は本当にプロになる
— 煮え湯@yawn (@nieyu365) 2018年3月5日
ストレートに結果を出すことだけに集中する指導者による、完全実力主義の環境もかっこいい。たとえ主人公であっても、すぐに振り落とされる。代わりなんていくらでもいるし、その時一番可能性のあるやつが抜擢される。実績は関係ない。
— 煮え湯@yawn (@nieyu365) 2018年3月5日
情も何もない。チャンスは一度きり。その一瞬で力を出さなきゃいけない。その瞬間のために、切り捨てることのできるものは容赦なく手放していく主人公。いつのまにか指導者と同じ側に立っている。欲しいのは完璧だけ。一人の青年の成長のストーリーだけど、よくある甘い話なんかじゃない。
— 煮え湯@yawn (@nieyu365) 2018年3月5日
色々あって関係が途切れた女性に久しぶりに連絡してみたら彼氏がいた時のリアクション、泣けるくらい万国共通だなって思った。
— 煮え湯@yawn (@nieyu365) 2018年3月5日
最後の演奏、もう感想言うのも野暮だけど、狂気が混じり合ったらこうなるんだろうな。もう完全に壊れてるし秩序も何もない。けど、グッと惹きつけられて目が離せない。
— 煮え湯@yawn (@nieyu365) 2018年3月5日
きっと「教訓」みたいなものはない。美しさも汚さもない。良いも悪いもない。ただ、狂気を描いただけ。作品を置いておくから見て感じてくれって感じ。そんな映画なのかなと思った
— 煮え湯@yawn (@nieyu365) 2018年3月5日
というわけで「セッション」はすごい、という話でした。Amazonビデオで見られるから頭かち割られたい人はみるといいと思います。
— 煮え湯@yawn (@nieyu365) 2018年3月5日
日常にちょっとした「痛み」を。
なんとなく毎日が過ぎていくような、のっぺりとした日常。
それはそれで平和だし、なんの不自由もない。
だけど、その予定調和に気持ち悪さを感じるとき。
「このままで本当に良いの?」って不安になるとき。
そういうとき、ちょっとした「痛み」みたいなものがどうしても欲しくなる。
セッションを観て得られるのは、そういうヒリヒリする感覚。
映画に求めるものが変わってきた気がする。
前は映画に対して「2時間差し出すから目一杯たのしませてくれ!」という投げやりな気持ちを抱いていました。
で、それをきちんと満たしてくれる映画を選んでいたんだけど、このごろはちょっと違ってきていて。
こういうふうに「2時間できちっとモチベーションを上げてくれるインプット」としての映画を求めているのかもな、と思いました。
ふやけきった脳みそをガツンとかち割られたいひとにおすすめです。
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