先日、塩こうじの実力を思い知った流れで発酵の本を購入したという記事を書きました。
関連記事:Spectator <35号> 発酵のひみつ ― ついに発酵の本を買ってしまったぞ……沼への第一歩を踏み出した感ある。
発酵本をひととおり読んでみて、とりあえず一番簡単に手が出せそうだったのがヨーグルトの培養。
何年か前にやってみたことはあったけど、今回改めてやってみたらすんごく簡単にできたのでブログ記事としてご報告です。
自宅でヨーグルトを培養してみたよ。特別な道具不要で超簡単!
実際のところ、手間もなにもかからないくらい簡単です。
必要な道具
- 市販のヨーグルト(種菌として使う)
- 牛乳(低脂肪じゃないほうがおいしい気がする)
あとは道具としては鍋とか発酵用のボウル的なものとか。
今回はR1ヨーグルトを牛乳500mlで培養してみました。
ヨーグルトを自宅で培養する方法
- 牛乳を火にかけるなどして温める。あんまりグツグツさせず、80℃くらいでやめる。
- 火からおろして牛乳が40℃くらいまで冷えるのを待つ。
- 種菌の市販ヨーグルトを牛乳に入れてかき混ぜる。
- 一日くらい待つ
以上!
注意点とかコツとか
ひとつめのコツは、発酵が進みやすいように事前に牛乳を温めておくこと。
ふたつめのコツは、ヨーグルトの種菌を投入した後はできるだけ冷蔵庫に入れないこと。
というのも、温度が低いと発酵がなかなか進まなくなってしまうからです。
冷蔵庫に入れないとなんだか不安になりますが、発酵と腐敗は別物。
ほんとうにダメになった場合はひと目(ひと嗅ぎ?)でそれと察することができるはず。
もちろんどういうやり方でやるにしろ、使う道具は事前にきちんと煮沸消毒などしておくことも忘れずに。
あとは、ヨーグルトを投入した直後によくかき混ぜた方が順調に発酵が進む感じがします。
発酵中にもこまめにかき混ぜても良いかも。
個人的には、うなぎのタレ的に継ぎ足して世代を重ねていくのは衛生的にオススメしません。
一回ごとに新鮮な市販のヨーグルトで作り直すほうが良いと思います。
どんな高級ヨーグルトでも5倍から10倍の量に増やすのは簡単なので、ここであんまりケチケチしなくても良いかと。
自分でヨーグルトを培養するメリット
第一のメリットはコストがかからないこと。
市販の高級ヨーグルトでもこの方法で10倍くらいにまで増やすことができます。
ヨーグルトを自宅で増やすための専用器具も売っているみたいだけど、まずは自分でやってみて、それでもどうしても欲しくなったら買えば良いと思います。
個人的には失敗するポイントもないので不要かなぁという感じです。
第二のメリットは、自分の好きな味わいのヨーグルトが食べられること。
発酵の進み具合によって、ライトなヨーグルトから、濃厚チーズ風なものも楽しめます。
馴れてきたら自分のお好みポイントで食べられるようになるはず。
これ以上発酵させたくないというポイントまで来たら、そこで冷蔵庫に入れれば時間を稼ぐことができます。
デメリットは特にない感じです。
こんなに簡単にできるとは……なんでいままでふつうに購入していたんだ…………!
まとめ
ヨーグルトづくりはあらゆる発酵の中で一番かんたんにできるものだそうで、実際ほんとに簡単です。
発酵に興味がある方はぜひ一度やってみてはいかがでしょうか。
つくるだけでも夏休みの自由研究みたいでたのしいので、これはおすすめです。