ついに北海道3泊4日(うち車中泊2泊3日)の旅も最終日。
これまで函館〜登別〜千歳〜札幌〜美瑛〜旭川とまわってきましたが、今日はここ、サンフラワー北竜からオロロンラインを通って一気に稚内の宗谷岬まで向かいます。
北海道最終日は、荘厳な夜明けの風景から一日がスタート!
道の駅「サンフラワー北竜」の駐車場にて、車中泊から目覚めた我々。
この日はあまりの冷え込みに、ブルブルとふるえて目が覚めました。
気温を確かめると、わずか10℃……!さむすぎる!!!!
そんな感じで外に出てぶるぶるとしていたら、急速にあたりが明るくなってきます。
ふと光の方向に目をやると、いままさに日が昇る瞬間!ラッキー!
日の出の直前、奇跡のタイミングでの目覚めでした。見渡すかぎり、まわりには誰もいなくて、ひとりだけ。
全部が黄金色に染まっていって、すごく荘厳でした。
ちなみに別のアプリでは8℃と出ていました。まだ8月なのに、なんでこんなに寒いの……!
出発前では17℃くらいまでしか下がらないと踏んでいたので、あっさりこれで風邪をひきました。
夜明けのサンフラワー北竜。
せっかく早めに目がさめたので、さっそく出発することに。
昨日もかなりの長距離移動でしたが、今日も今日でかなりの距離。お昼ごろに稚内につければいいかなぁ。
早朝から北竜町をでて、留萌まで。増毛に寄ったあとは、どんどん北へ。
まずは日本海に出るために西に進みます。北竜町からどんどん西に進むと、留萌にでます。
せっかくここまで来たので、少し南進することになりますが増毛にちょっと寄って歴史的建物群をチェックします。
増毛はすごく良い感じの街でした。朝日の中にネコがいました。
途中の道の駅で適宜休憩。道の駅「富士見」からは利尻山が綺麗にみえました!
北海道の左上、日本海沿いにはオロロンラインという真っ直ぐな道路がありまして、そこを走り続けます。
オロロンというのはこの地域に住んでいるウミガラスの別名だそうです。無論、オムロン。
CHUMSのブービーバードと同様、オロロンはペンギンに似てる。
ずーっと左手に日本海をみて車を走らせること数時間、午前9時に天塩郡遠別町の道の駅「富士見」に到着。
せっかくなのでここで休憩。
この道の駅には高台があって、そこからは海がよく見えます。
この日は快晴で、利尻富士の別名で知られる利尻山のシルエットが綺麗にみえました。
富士見という名前も、利尻富士のシルエットになぞらえて付いた名前なんだろうなー。
遠別のマスコットキャラクターはももちんです。このへんに住んでいるエゾモモンガがモデルだそうです。
ゆるキャラグランプリにも参戦してるし、FacebookもtwitterもYoutubeもアカウントを持っているというSNSの鬼。
ちなみに年齢は22歳とのこと。
朝から何も食べていなかったのですが(道の駅に寄っても早朝過ぎてお店が閉まっていた)、
ここでB級グルメのまるごと遠別コロッケにありつきます。
揚げたてでサクサク!そしてサイズがすごいことになっています。
写真だとちょっとわかりにくいですが、タコやホタテが刻まれて中にはいっています。歯ごたえがあっておいしい!
この「まるごと遠別コロッケ」は、遠別のグルメをつくろうと公募を集めて開催された
えんべつB級グルメコンテストでグランプリを獲得したものだそうです。
ゆるキャラのSNSといいB級グルメの公募といい、遠別町は地域おこしに積極的な感じがしていいですね。
順調にレンタカーを走らせ、無事お昼前に稚内市内に到着!
コロッケを補給したあとは、またひたすらに走ります。
途中でルート選択を間違え、オロロンラインから外れて豊富バイパスに入ってしまったので、海岸線とはお別れ。
風力発電の風車が沢山並んでいるところを見たいと思っていただけに、痛恨の極み。
ついに稚内市内に突入!北防波堤ドームをみてから、宗谷岬に向かいます!
11時過ぎに稚内に到着。飛行機のこともあり昼前には着いておきたかったので、まさに計画通り。
案内板に入っているロシア語からにじみ出る稚内感。
北防波堤ドームは、北海道遺産に指定されています。
歴史文化・観光施設 – 稚内港北防波堤ドーム(北海道遺産) | 一般社団法人 稚内観光協会公式サイト
うわさによると、テントを張ったりして野宿することもできるようです。
全長は427メートル。北海道は何もかもがスケールが大きかった。日常で消失点を感じまくり。
道の駅「わっかない」は、JRの駅に併設されていて、むしろ駅。
日本最北端の線路の碑がありました。
ついに宗谷岬に到達!函館から札幌、旭川を経由して北海道縦断しました!
そしてついに……!!!!
稚内市街から宗谷湾沿いに車で1時間くらい走ると、宗谷岬にたどり着きます。
ここには、他にも色んな所からいろんな方法でここまで来た人がたくさんいました。
我々も函館から車中泊しながら延々と車を走らせた末にたどり着いたので、感慨深いです。
日本最北端の碑の向こうには、ほんとになにもありませんでした。
この日は最高に天気が良かったので、遠く水平線上にうっすらと樺太が見えました。
海はおだやかでした。
鏡みたいな海に空の青さが写って、よりいっそう青い。
稚内空港に戻ってレンタカーを返却!函館からの総走行距離は947キロでした!
寝食をともにしたレンタカーとも、稚内空港でお別れ。総走行距離は947キロでした。
最初はピカピカの状態だったけど、夏の北海道はインセクトアタックがハンパ無いので汚れてしまいました。
よく頑張ってくれました、ほんとにありがとう。
最後は飛行機を待っている間に、稚内空港内のレストランで蟹肉コロッケのカレーを食べました。
とりあえずのまとめ
北海道を車中泊で南北縦断なんて、やるまでは本当にできるのだろうかといった感じでしたが、はじまってみたらただひたすらに楽しくて、あっという間に終わってしまいました。
行程を完遂できたことも良かったけど、とにかく無事に帰ってこられたことがなにより。
天気も函館あたりでは曇りがちだったけど最終日はめちゃくちゃよくて、宗谷岬は気持ちが良かったです。
車中泊の旅はけっこうアドベンチャーだけど、やってみればけっこう何とかなるし、なにより楽しいので、やったことない人でこれを読んだよってひとはぜひチャレンジしてみてください。
それにしてもたった3泊4日だったけど、盛りだくさんすぎてブログに書くのも大変だった!
読んでくださった方、お疲れ様でした。
旅行記としては一旦これで終わりますが、関連記事がもうちょっとある予定です。
北海道旅行の記事一覧はこちら:2015年8月 北海道 南北縦断・車中泊の旅 まとめ