よく晴れたお正月休みに、群馬県安中市のろうばいの郷に行ってまいりました。
この日は無風快晴で、まさに最高のコンディションでした。
以下、写真でその素晴らしさをお伝えします。
ろうばいの郷 ― 黄金色に輝く蝋梅の森はこの世の桃源郷!おぎのや横川本店の「峠の釜めし」も美味かった!
ろうばいの郷のすぐ近くには妙義山がありました。
すごい形をした山で、日本三大奇景のひとつに数えられているとのことです。
遠くから見るとふたつの山がみえてます。左が表妙義、右が裏妙義。妙義ナイトキッズ!
さっそくろうばいの郷に入園。青空の下の蝋梅の森はまさに桃源郷。
ろうばいの郷は、入園料400円。
3.2ヘクタールの園内には1200株、12,000本のろうばいが植えられており、園内に張り巡らされた遊歩道をゆっくりと歩きながら楽しむことができます。
今期は12/27から開園しており、1/10には「ろうばいまつり」も開催予定とのことです。
この日の開花状況は八分咲でした。個人的には満開よりも八分咲くらいが一番好き。
美しすぎる黄色と青のコントラスト!
どんなにいい花でも曇っているとそれだけでくすんでみえてしまうけど、この日は最高のコンディションでした。
蝋梅のトンネル。
太陽の光を受けてキラキラと輝いていてすごい。
ピントを外してみると、なんともドリーミー。
光に当たると花びらを日が透かして、まるで輝いているようです。きれい。
蝋梅は下を向いた花をつけるので、下から見上げると花がよく見えて良いです。
この蝋梅のもうひとつ素晴らしいところは、花からキンモクセイに匹敵するくらいのものすごくいい香りがする点。
香りのタイプとしてはキンモクセイよりさっぱりとしていて、なんとも上品な香り。
これだけ見た目がいいのに匂いもよくて、さらに土壌を選ばす日陰でもよく育つという……スキがない。
街から色が消えてしまうこの冬の寒い時期にこんなに綺麗な色の花をつけるのだから、もっと町中にあってもいいと思う。
「蝋梅」という字面なだけあって、花びらはしっとりとした蝋細工のような質感です。
種類による違いが顕著でおもしろい。
園内には種類の違う蝋梅が植えてあって、その違いを楽しむことができます。
原種と基本種はそこまで花が多くありません。
こちらは「素芯ろうばい」という品種。
原種や基本種に比べて花が一気に増えています。
この品種は花がついても葉がついたままでした。
「満月ろうばい」は、多分一番多く植えられていたんじゃないでしょうか。
一つの枝に花が多くついていて華やかさがあります。そして葉が綺麗に落ちているので花の色が際立つ!
「峠の釜めし本舗 おぎのや」で釜飯を味わう!
蝋梅を楽しんだあとは、近くにある「おぎのや」でごはん休憩。
ここの釜飯は、軽井沢への碓氷峠超えの拠点となった横川駅で駅弁としてはじまったものだそうです。
峠の釜めし本舗おぎのや
横川駅のWikipediaより。勾配66.7%ってもはや完全なる壁じゃないですか……。
北陸新幹線の高崎 – 長野間が部分開業した1997年10月1日以降、信越本線の終着駅となっている[1]。1 – 3番線の線路は構内のはずれにコンクリート製の車止めが設置され途切れているが、かつては碓氷峠を越えて軽井沢駅へ複線電化の線路がつながっており、碓氷峠越えの拠点となった駅であった。碓氷峠には66.7‰という国鉄・JRで最も急な勾配があり、列車が上り・下りするためには補機であるEF63を連結・解放する必要があった[1]。そのため、全ての列車が長時間停車した。その時間を利用して乗客が購入していたのが「峠の釜めし」で、製造販売している「おぎのや」は駅前にある。
地獄の野尻湖サイクリングがかすんでみえるぜ……!
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おぎのやの名物は、この釜飯。
釜型の器は持ち帰ることができ、実際に家庭で一合分のお米を炊くことができるそうです。
こんな感じで具だくさん。下の方には炊き込みご飯がミッシリ入っています。
あんずが甘くておいしかった。
舞茸天ぷらの蕎麦もおいしかったです。
水沢うどんもそうだけど、群馬は舞茸の天ぷらが本当においしい!
まとめ
蝋梅という花についてなんにも知らずに行ってみたのですが、素晴らしく良かった!
花の香りがほんとうに素晴らしいので、ぜひ一度味わってみてもらいたいです。
ろうばいの郷と軽井沢の間は、車で40分くらいなので、軽井沢観光の際にちょっと足を伸ばしてきてみてもいいかもしれません。