長野の「いむらや」で遅めのランチを取ったあとは、スーパーで物資を購入して戸隠へ。
前回の記事はこちら:地元長野市民のソウルフード!「いむらや権堂店」であんかけ焼きそばランチの巻。
そう、今回の長野旅行のメインイベントは戸隠キャンプ場での「秋キャンプ」です!
10月中旬の長野戸隠の紅葉はまだまだ。
長野市内のスーパーでがっつり買い物して、車で戸隠へ。
日が落ちかけてるタイミングで山に入るのスリルあるな。
10月中旬の戸隠はすっかり紅葉しているもんかと思いこんでいたけど、まだまだそうでもない。
とはいえ夕日に照らされる木々はキラキラして美しい。
だけども設営とかもあるので、日が暮れる前にキャンプ場に着きたい。
戸隠キャンプ場の受付は17:00まで。
なんとか日が暮れる前に戸隠キャンプ場に到着。
長野といいつつ、ほとんど新潟との県境で、かなり日本海寄りのところにあります。
ほんと来るたびに実感するけど、長野は広い。
まずはウェルカムハウスで受付。
ウェルカムハウスの受付は8:30〜17:00なので、この時間内に受付を済ませるようにしましょう。
キャンプ用品のレンタルを希望する場合は、場内にあるキャンプセンターにて手続きを。
ウェルカムセンターで受付したら、正面入口からキャンプ場へ。
このキャンプ場は車で場内まで入れるタイプ。
ラクチンでいいですね。
場内のエリアマップはこんな感じ。
キャンプ施設の他に、戸隠牧場やドッグランも隣接する巨大キャンプ場。
区画は手前から
- フリーサイト
- バンガロー
- ログキャビン
- コテージ
- トレーラーサイト
- オートキャンプ区画サイト
といった感じでバリエーション豊か。
今回の我々は区画サイトを予約。
広大で快適なキャンプ場!
場内のキャンプセンターでレンタル品の手続きを済ませたあとは、車でオートキャンプの区画サイトに移動。
もうすっかり日暮れも近い。
あの赤く染まっている山は飯縄山(いいづなやま)かな?
区画サイトはこのような感じ。
10月で夏の最盛期シーズンが過ぎて人影もまばら。
しかしむしろ、人も少なくて虫もいなくて涼しいので、この時期は最高。
まずは暗くなる前にテント設営。
今年手に入れた「MSRの軽量テント「ハバハバNX」。
フジロックや朝霧ジャムで使っているうちにもうすっかり設営にも慣れました。
とはいえガイロープの使い方を未だにわかっていない。
テントに付いている札は、受付でもらったもの。
この日はスカスカだったからか「区画サイトならあいてる好きなところつかっていいよ〜」とのこと。
すっかり日も落ちて雲も垂れ込めてきてきました。
戸隠は高地なので、10月中旬でも寒い時の早朝気温は5℃くらいまで下がります。
先日購入したパタゴニアのR1テックフェイスフーディでほとんど問題なく過ごせましたが、椅子に座り続けて動かないでいると寒さが染み込んでくるので、上に一枚さらに羽織れるものがあると良いです。
関連記事:街でもアウトドアでもこれ一着。パタゴニアの万能ジャケット「R1テックフェイスフーディ」を買いました!
戸隠キャンプ場の機材レンタルは豊富
戸隠キャンプ場はレンタル設備も充実しているので、割と装備がなくてもなんとかなっちゃいます。
今回は
- 焚き火台
- チェア
- テーブル
をレンタルしました。
焚き火台はレンタルしたユニフレーム(UNIFLAME)のファイアグリル。
これ、いろんなところで良いと言われてるだけあって、安定感が最高で良かった。
薪はキャンプセンターで購入できるので心配無用。
こちらは自前で持ち込んだガスコンロ。
今回は調理はガスコンロで、焚火は焚火として楽しむスタイルで行きます。
暗くなってきたので焚き火タイム
さっき「いむらや」で大盛りのあんかけ焼きそばを食べたばっかりなのでまだお腹はそこまで空きません。
ということで、じんわり焚火をはじめながらチルアウト。
買ってきたマシュマロを焼くなど。
定番だけど何度やってもおいしいしたのしい。
焚火が佳境になってきたところで買ってきた肉を焼くことにします。
火力調節するのむずい。
堀田貴之さんの本で読んだ通り「弱火で小さく燃やし続ける上品な焚火」に憧れつつも、まだ道は遠い。
それにしても外で焼いた肉はただそれだけでこの上なくうまし。
若干焦げててもプライスレス!
今回のキャンプめしの目玉「アヒージョ」に挑戦!
今回のキャンプでの一つの目玉は「アヒージョ」。
いままでレストランでしか食べたことなかったんだけど、スーパーで素が売っているのを発見して「やってみよう!」となったもの。
具材を入れたらオリーブオイルとアヒージョの素を入れて、フタをしてしばし待つ。
ガスコンロは火力調整ができるので便利。
焚火とかに夢中になっていたら時間があっという間に経っていました。
気がつけばあたりはすっかり暗闇。
そろそろかな……とフタを外してみると、なんか完璧な感じ。
エビもタコもプリプリで超絶うまい!
火の弱くなった焚き火台のはじっこに乗せておくといつまでもアツアツで良いです。
これまたスーパーで買ってきたバゲットを投入。
小さい小分けサイズのやつがなかったので、まるごと一本消費する男気スタイル。
友達は謎のトッピング中。
そのスタイル、あたらしくね?
朝6時に起床。気温5℃。
ぐっすり眠って朝6時に起床。
街灯もなくあたりが真っ暗のキャンプ場だと、19時半くらいでもう真夜中の2時くらいの気分になってくるから不思議。
今朝はぐぐっと冷え込んで、戸隠の気温は5℃。
けっこう冷え込むのでうまく眠れるかな?と不安がありましたが快眠達成。
ふつうのウレタンマットの上にサーマレストのインフレータブルマットを重ねると、底冷えはまったくありませんでした。
関連記事:コンパクト軽量なサーマレストのマット「プロライト プラス」。秋キャンプの底冷え対策にも。
山の方に目をやると、このような感じで雲が雪崩のように山肌を這っていました。
長野の自然はガチすぎる。
目が覚めたらいろいろ片付け。
戸隠キャンプ場のトイレと炊事場。
建物も大きめでゆったりしてて、掃除も行き届いていてすごくきれいでした。
キャンプ場中央のシンボルマーク的な大木。
キャンプの朝といえばコーヒー!
キャンプの朝といえば、自分で沸かしたお湯で入れるコーヒー!
といいつつも装備が整っていないので、インスタントのドリップコーヒーをガスコンロで沸かしたお湯で。
オシャレな感じでキャンプでコーヒーを淹れるスキルを身につけたい。
とはいえ旨いことには変わりなし。
朝日が登る前に澄んだ空気の中で飲むコーヒーは素晴らしくおいしかった!
そうこうしているうちに日が昇ってきました。
じっとしていると寒いんだけど、朝日が当たるとジワーってそこが暖かくなってきて、なんか感動。
「ずーっと遠くの太陽から届いた光がこんなちっぽけな肩をあたためてくれている奇跡」みたいな文章が高校生のころに読んだ小説「池袋ウエストゲートパーク」にあったことを思い出して、まさにそんな感じだなーと。
気温が低いとテントの結露もガッツリ。
この戸隠キャンプで体験的にひとつ学んだのは「気温が低いほどテントの結露が激しくなる」ということ。
これは当たり前のことで、当然知識としては知っていたんだけど、自分でこうして体験するのは初めてでなんだかうれしい。乾かすの手間だけど。
ちなみにこのテントはダブルウォール型なので、結露した水は外側のシートを伝って外に落ちるので、テント内にたれてくることはなく快適でした。
シングルウォールテントはこれが自分に接する幕内で起こるんだから大変そうだなあ。
世の中の寝袋には表面に防水加工が施されているものもあるけれど、実際にこのくらいの結露をみてしまうと必要性が腑に落ちる。
というわけで、外側のフライシートを取り外して結露をよく拭き取ります。
その間、テント本体はフライシートを外した状態で乾燥させます。
ちなみに個人的には「ハバハバNX」はフライシートを外したこの状態が一番かっこいいと思っている派。
外から丸見えになるし、普段はフライシートをかぶせてしまうんだけど、そのうちこのスタイルで夜空を見上げながら寝てみたい。
日がしっかり出てきたところで、テントの裏側もしっかりと乾かします。
ゆっくり片付けして朝ごはんを食べたら朝8時を回ったので、そろそろ退散。
キャンプで出たゴミはゴミステーションがあるので分別して捨てましょう。
借りたレンタル品はきれいに拭き掃除して、キャンプセンターに返却して終了!
まとめ:すごく快適なキャンプ場だった!
戸隠キャンプ場はものすごく設備も良くて快適でした。
10月中旬というシーズンもひとが少なくて快適で、寒すぎずちょうどよかったー。
レンタル品もたくさんあるので、初心者キャンプでもかなり楽しめます。
ここは季節を変えてまた来たい。おすすめ!
次の記事はこちら:秋の長野・戸隠奥社に行ってきました!早朝の参拝がおすすめ。