旧奥山線の線路跡を歩いてきた我々。
前回の記事はこちら:市街地の真ん中に残る半世紀前の廃線跡。浜松・旧奥山線の遊歩道を歩く。
再び浜松駅周辺に戻って街を探検。
そのなかで立ち寄ったのが、今回絶対に行きたかったお店のひとつ「トゥルネラパージュ」。
ここはものすごくでかいスピーカーが置いてあって、大音量で音楽を楽しめるという喫茶店。
最高でした!
浜松駅から徒歩圏内の、巨大スピーカーを構える喫茶店。
トゥルネラパージュは、浜松駅から歩いていける距離にあります。
看板はクラシックな感じ。
お店の入口はここ。
扉も引っ込んでいるし、ちょっと路地に入ったところにあるので見つけにくいかも。
流木をもとにしたオブジェもチラホラ。
かわいい人形たちがお出迎え。ちゃんと楽器演奏してる。
壁一面に配置された超巨大スピーカー。
お店に入って奥の方に進んでいくと目に飛び込んでくるのが、壁一面に配置された巨大スピーカー群。
こちらはアバンギャルド「Trio+6 Basshorn」というモデルかな。2003年のStereo Sound Grand Prix。
2000万円くらいするやつ。
ポップさと音質を兼ね備えたおしゃれなスピーカー。
耳だけでなく、音楽を全身で味わう感じ。これは贅沢!
大音量の音楽は、まさに「音で満たされた沈黙」。
当然、ここはかなりの大音量なので、隣りに座っている人とでも会話は難しいです。
でもここは音楽を楽しむお店。
なので、一緒に来ても自然と「お互いに黙っていて良い」という雰囲気になります。
会話する必要がないというのはある意味で気楽なもので。
この「音に満たされた沈黙」はこのお店ならでは。きもちいいな〜。
半地下の店舗で流れる無声映画。
さすがに大音量なので、お店は半地下になっています。
スピーカーのあるエリアは天井が吹き抜けになっていて開放的。
天井近くにある窓がちょうどいい明かり採りになっていて居心地が良いです。
スピーカーの上部には大型スクリーンがかかっていて、そこでは無声映画が流れています。
てっきりストイックな映画かと思ってたらコメディもので、遊び心があります。
喫茶店らしく、コーヒーにも手抜かりなし。
トゥルネラパージュの一番の特徴はスピーカーですが、それだけじゃない。
喫茶店としての珈琲の味わいも絶品です。
そしてカップとソーサーがかわいらしい。
こちらはアイスコーヒー。
キンキンでキレッキレ。うまい!
マドラーも金属製。
プラスチック製のものはひとつもない。
細かい小物まで「本物」が使われているという印象。
まとめ:音楽の街・浜松ならではの喫茶店。
このお店の良さは、やっぱり「音楽の街・浜松」にあるからこそ。
もしかしたら同じようなコンセプトのお店は東京にもあるのかもしれない。
けれど、浜松は街のいたるところに自然に音楽文化が溶け込んでいる街で、説得力が違う。
「大音量でレコードを聴く」という体験は、自宅では絶対にできない非日常。
浜松に来たら絶対に訪れたいお店。
おすすめです!
次の記事はこちら:浜松餃子、遠州焼き、静岡おでん、引佐うどん。浜松の名物を楽しみきるなら「濱松たんと本店」で。
関連ランキング:コーヒー専門店 | 第一通り駅、浜松駅、遠州病院駅