浜松旅行一日目。
トゥルネラパージュで全身音楽に浸かったあとは、浜松駅の方を散歩してみることにしました。
前回の記事はこちら:音で満たされた沈黙。浜松「トゥルネラパージュ」は巨大スピーカーでレコードを楽しむ喫茶店。
浜松駅近くの公園がめっちゃきれい
浜松駅前のアクトシティはものすごい存在感。
駅の周りには同じくらい高い建物がないこともあって、距離感がバグります。
どこまでも高い。
浜松駅近くの公園はものすごくよく整備されていて、歩いていて気持ちいい。
そして土曜日にもかかわらず、ひとがあんまりいない。
これが地方都市の素晴らしさ。
良い感じのお店がチラホラ
浜松は歩いていると良い感じのカフェがたくさんあります。
特にこのコーヒースタンドは気になった。
コーヒースタンドがあると、知らない街を歩いているときのちょっとした休憩や情報収集、リラックスに立ち寄れるのはありがたい。
男気あふれる居酒屋「濱松たんと本店」
そんなこんなで歩いているうちに「餃子が食べたい!」という話になり、お店を探すことに。
すぐになんだかいい感じのお店が見つかったので潜入することにしました。
お店は「濱松たんと本店」。
なんだか男気溢れる感じの大衆居酒屋さん。
実は「餃子」は「音楽」と並ぶ浜松のもう一つの顔。
てっきり「餃子といえば宇都宮」と思っていましたが、浜松は餃子の消費量日本一になったこともある正真正銘の餃子の街だそうです。
確かに言われてみれば、このへんは餃子屋ばっかり。
そして、さらに浜松は有名な武将や大企業を排出し続ける古くからの出世の街。
店頭には絵馬が沢山ありました。
テーブルの上に凧飛ぶ店内。
この日はまだ日もくれぬ17時頃の入店。
明るいうちの居酒屋は良い!
周りを見渡すと、テーブルの上に小さい凧があることに気が付きます。
実は浜松は凧揚げがさかんで、お祭りでは町ごとの凧を飛ばして糸を絡ませ、相手の糸を切ったほうが勝ちの「糸切り合戦」もあるそうな。
音楽の街だとは思っていたけど「餃子の街」であり「出世の街」であり、さらには「凧揚げの街」でもある!
すごいぞ浜松!
外部リンク:凧揚げ合戦|浜松まつりの紹介|浜松まつり- 浜松まつり公式ウェブサイト(勇壮な凧揚げ合戦と御殿屋台引き回し)
ダイレクトに伝わる魚の旨味「静岡おでん」
お通しは静岡おでん。初めて食べる!
前にAmazonプライム・ビデオでみた「孤独のグルメ」で見た印象から、もっと真っ黒になってるもんかと思ってたけど、ダシ汁がないと意外と色は普通です。
具は大根と、静岡おでん特有の「黒はんぺん」。
骨も皮も取り除かずに使う、つみれに近いものだそう。
たしかにすりおろされた魚の舌触りと、ダイレクトに感じる旨みは白はんぺんにはないもの。
これはおいしいなー!
ビールには「やらまいか!」「おいしょお!!」と書いてあります。
これがこの店での乾杯の合図。
「やらまいか」は「なにかでっかいことしてやろう」的な意味。
ベンチャー的なノリを大切にする土壌が街に浸透している感じがしてとても良い。
野菜たっぷりのシャキシャキ食感「浜松餃子」
そうこうしているうちに降臨したのが浜松餃子。
ひとつひとつは小ぶりで、具も肉よりはキャベツなどの野菜が主役でシャキシャキしてる。
たしかに餃子なんだけど、かなりヘルシーな印象を受けます。
運ばれてきたときは「めっちゃある……!」と思っていても、サクサク食べられます。
餃子が乗っているのは皿ではなく、白木の下駄。
これは風格があって良いな〜。
餃子のタレを付けてもおいしいけど、そのまま何もつけずに食べてもおいしいです。
たくあんで粉モノのポテンシャルをブーストした「遠州焼き」
こちらはお好み焼きみたいな粉モノの具にたくあんを使用した「遠州焼き」。
あんまり聞いたことがなかったけど、浜松のB級グルメだそう。ほほう!
食べてみると、たくあんのコリコリした食感がこれまでの粉モノにないアクセントになっています。
アツアツもおいしいけど、これはきっと冷めてもたくあんの歯ごたえがより際立っておいしくなるやつ。
浜名湖の生海苔が香る「いなさうどん」
最後は「いなさうどん」でシメ。
見ての通り、麺は関東で食べるうどんよりもちょっと細め。
これは浜松市北区にある引佐(いなさ)町の「いなさの郷」というところで作られている麺だそう。
添えられているのは、卵黄と、浜名湖の生海苔。
少し濃いめのお出汁を少なめにかけて釜玉うどんのようにして食べます。
キリッとしてシメにピッタリのおいしさ。
まとめ:浜松のご当地グルメを楽しみきれるお店!
このお店はなにからなにまで「浜松ならでは」を追求していてとてもよかった!
浜松餃子に静岡おでん、遠州焼き、引佐うどん……
やっぱり旅行に来たらこういうところでその土地の文化にじっくりひたるのがたのしい。
男気溢れる感じで気持ちの良いお店なので、ぜひどうぞ!
次の記事はこちら:まるで砂の惑星。浜松駅からバスで行ける大自然「中田島砂丘」に行ってきたの巻
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