このごろ、いつのまにか時間が過ぎ去っている日が多くなってきています。
物事に集中しすぎているかなんなのかよくわからないけれど、とにかく時間が経つのがあっという間。
そういうわけで「もう少し体感的に時間を把握する工夫が必要だな」と思っていました。
そこで目をつけたのが「時報アプリ」。
いろんな時報アプリを試してみること数日間、ようやくお気に入りのアプリが見つかったのでご紹介します。
時報アプリ「Cockoo」の良いところ
いま使っているのはCuckoo クックー(鳩時計)ってアプリ。
このアプリのいいところは、こんな感じ。
- アプリを落としていてもバックグラウンドでちゃんと動作する
- GUI上で簡単に時報を鳴らす時刻を設定できる
- 時刻が30分きざみで指定できる
- それぞれの時刻で時報が鳴る回数も指定できる
ぼくは試行錯誤の末、日中の起きている間は常に30分ごとに時報が鳴るように設定しました。
昼間はマナーモードにしてポケットに入れているんだけど、30分ごとにブルっとするので、ひとしれずリマインダー的に時間の流れを把握できるようになりました。
時報の頻度に関しては、最初は「30分ごとに通知が鳴るのはけっこうしつこくてうんざりしそう」と思っていたんですが、意外と30分ごとくらいがちょうど良い。
特に集中力が乱されることもなく快適です。
メリット1: 漠然としていた時間の粒度を小さく分割する「きっかけ」をくれる
時報アプリを生活に取り入れるメリットは、漠然とした塊の時間をこまかく分割できる「きっかけ」をつかみやすくなるところ。
これにより、時間を30分単位で細かく分割してとらえることができています。
時報アプリ無しで漠然と時間を使っちゃっている場合、いつの間にか時間が何時間も過ぎ去っていることがあります。
でも、時報が鳴るとそのタイミングで「作業している今の自分」を俯瞰できる。
そうすると「本当にいまのこの時間にこの作業をすべきなの?」と自問自答することができます。
つまり、いい感じに方向転換のきっかけを得ることができるということですね。
もちろん、あくまで「きっかけ」なので、集中しているタスクがあればそのままそのタスクを継続すればいい。
そういうわけで、いまのところ、なかなかいい距離感で使えている感じがします。
メリット2: 時報ごとに「次の時報までのTodo」を決めると時間を効率よく使える
しばらく運用してみて気がついたコツとしては、時報をただの時間の区切りとして使うのではなく、ものすごく小さなレビュータイムと考えると良いってこと。
時報がなった時に「もう○○時か」と思っただけで終わるのと、「次の時報までにこれとあれを終わらせよう」と考えるのでは、時間の密度が全然違う。
ぼくはこの数秒間のレビューを「マイクロレビュー」って呼んでるんだけど、これ設けることはけっこう自分に合っている気がします。
時報が鳴ったその瞬間、たぶん実時間にして5秒もかかっていないけれど、その一瞬に次の1時間とか30分間の過ごし方をざっと考える。
「その時間までに終わらせるぞ!」というようなゲーム性を感じるように自分をコントロールしていくと良い感じです。
メリット3: 疲れる前に休憩できるようになった
あとひとつ良いなと思ったのは、「いまこの瞬間の自分をレビューする」ことができるので、結果的に疲れる前に休憩できるようになったことも大きいです。
Apple Watchとかだとスタンドっていう機能で1時間ごとに少し歩いたりするよう促してくるみたいですが、まさにあんな感じ。
時報がなったタイミングでちょっと机から立って歩いてみたり、ストレッチしてみたり。
疲れる前に休憩すると、同じ時間作業していても疲れのたまり方が段違いなのでこれはおすすめ。
この少しだけ歩く時間は「次の時報までになにを片付けるか」を考えるのにもかなり相性がよいです。
まとめ:区切りを決めて、貴重な時間を有効活用しよう!
これまではおおざっぱに「午前」「午後(15時くらいまで)」「夕方」「帰宅後」って感じで、一日全体をのっぺりとした流れでとらえていたんだけど、そこに時報によってくさびが打たれる感じ。
時間の分解能が上がるというか、知らず知らずのうちに湯水のように時間を使ってしまっているということが防げます。
いちいち時報がなると、集中力が乱されるとかいろいろな弊害があるのかもしれないかなと懸念していましたが、今のところメリットしかない感じです。
いつのまにか3時間たっていたとかいう怪現象が収まるので、時空が歪んでしまっている人にはおすすめです。
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