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コンパクトカメラのホームポジションは胸ポケットで決まり

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カメラとかフォトウォーク
この記事は約5分で読めます。

普段使いのカメラはここしばらくGR DIGITAL Ⅳを使ってきました。
このたびGRD4における至高の撮影スタイルにたどり着きましたので、ここにその内容を報告したいと思います。

一言でいうと「コンパクトカメラのホームポジションは胸ポケットで決まり」です。

これがどういうことか、説明していきましょう。

カメラを胸ポケットに入れる一番のメリットは、撮影時の動作が最小限で済む点

カメラを胸ポケットに入れる一番のメリットは、撮影時の動作が最小限で済む点です。

なんといっても、スナップをはじめとした写真撮影はスピードが命。
撮りたいと思って慌ててシャッターを押しても、そこに写っているのは撮りたいと思った瞬間の数瞬後のものです。

撮りたいと感じた瞬間から実際にシャッターを押すまでの時間は、短ければ短いほどいいはず。

そこを踏まえて考えると、この胸ポケットスタイルは最高です。
なぜなら胸ポケットをホームポジションにしておけば、右手でカメラを取り出して顔の前に構えるまでが最短距離で済むからです。
最短距離で済むということは、シャッターを押すまでに要する時間も最短にできるということです。

ストラップをシャツのボタンにくぐらせることで落下対策も万全

この記事のミソはここ。
上の写真のように「ストラップをシャツのボタンにくぐらせる」というのが、一番のポイントです。

胸ポケットスタイルの最大のメリットはアクセス性の良さ。
その反面胸ポケットはかなりモノを落としやすいポケットであることも事実。

「落下しやすい」というのは、胸ポケットの最大の欠点ですが、ストラップをつけてシャツのボタンをくぐらせることで、落下を防止することができます。

これで最大の弱点をカバーすることができるわけです。

ストラップ長による撮影体勢の制限も実用上は問題なし

胸ポケットスタイルはカメラのストラップをシャツのボタンにくぐらせるので、どうしてもストラップの長さによって撮影体勢に制限が出てきてしまいます。
しかし特にこれは問題にならないと考えています。

ぼくは上の写真のようなストラップを使っていますが、顔の前でカメラを構える分にはこのくらいの短めのストラップで十分。

問題は、下からあおるように撮ったり、手を伸ばしてシャッターを切ったりするなど、いつもと違う撮影体勢をとる場合です。
こういった撮影体勢をとる場合、カメラとシャツのボタンがストラップでつながっているのはどうしても邪魔です。

しかし他の撮影体勢で撮る場合というのは、改めて構図を検討したりすることが多いはず。
スピードを求められるケースはほとんどないように思います。
スピードが求められるときに人がとる一番自然な撮影体勢は、カメラを顔の前で構える体勢のはずです。

顔の前でカメラを構える体勢が一番スタンダードであり、それ以外の撮影体勢は頻度が低く、さらにそれらの体勢ではスピードは求められていないのであれば、その都度ボタンを外して対応すれば十分かなーと思います。

胸ポケットスタイルの素晴らしさに気がつくと、これ以外のポジションは考えられなくなります

胸ポケット以外の選択肢としては、

  • 常時手で持つ・・・片手がふさがって邪魔。
  • ストラップをつけて首から下げる・・・ブラブラして歩きにくくて邪魔。
  • ズボンのポケットに入れる・・・ポケットが膨らんでしまって嫌だし座りにくいし、なにより壊れそう。
  • ケースに入れる・・・撮りたいときにいちいちケースから出すのは手間。
  • バッグにしまう・・・カメラをバッグにいれたが最後、ぼくは一枚も写真を撮らずに帰宅してしまう自信があります。

やっぱり胸ポケットに入るサイズのカメラの場合、シャツの胸ポケットがベストポジションではないでしょうか。

撮影の瞬間までのハードルが低いというのは、とても大事なことだと思います。

使えるシチュエーションいろいろ

このスタイルが一番の真価を発揮するのは、旅行の時に街を歩きながら散歩する時でしょう。
撮りたい時に撮りたいものをいちいちモタモタせずにパシャパシャ撮れるこのスタイルは最強です。

日常で考えると、犬の散歩している時とかよさそうです。
左手にリードを持ち、右手で撮りたい時にカメラで撮影し、また胸ポケットに戻すというのはかなりスマート。

撮影したらすぐに胸ポケットに戻すことができるので、右手が空いている時間が最大化できます。
さらにストラップでボタンをくぐらせてあるので、かがんだ時に胸ポケットからカメラが落ちてしまうこともない。

ちなみに胸ポケットに収まるサイズのカメラで言うと、リコーのGRシリーズがおすすめ。
ぼくは普段使いのカメラはリコーのGR DIGITAL Ⅳ(GRD4)を使っています。

いまはGRシリーズはGR Ⅱというのまで出ていますね。
GRもGR Ⅱが出たおかげで激しく値崩れしているので、いまこそGRを狙うというのも一つの手かも。
ただ、GRとGR ⅡはGRD4から若干サイズが大きくなったので胸ポケットにすんなり入るかは試してみないとわかりません。

それぞれのカメラごとに最高のスタイルを追求していくのは面白い

ここしばらくはGRD4を使っていて、ようやく「これが最高」というところまでたどりつきました。
だけど、もしかしたらもっと良いスタイルがあるのかもしれません。
これからもいろいろ試していくつもり。

今回はGRD4での至高の撮影スタイルについて語りましたが、それぞれのカメラごとに最高のスタイルを追求していくのは純粋に面白いことだと思います。
ふだん使っているカメラの持ち歩き方を見なおして工夫してみると、思わぬ発見があるかもしれません。

小さいカメラを普段使いにしている方は、胸ポケットスタイルをぜひおためしあれ!

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