ブログでも書いている通り、最近はいろいろキャンプとかアウトドアの道具を揃えています。
僕は車を持っていないので、基本的には自分が背負えるだけのサイズ、重量のものしか持っていかないという「徒歩キャンプ」スタイル。
そうなると必然的に「より小さく、より軽く……」という道具探しになるのですが、今回は良いマットレスを購入したので記事を書くことにします。
もともともっていたウレタンマットがかさばって困っていた
はじめに、比較のために、こちらがこれまで使っていたウレタンマット。
2016年のフジロックに行くタイミングで、何もマットがなかったのでとりあえず購入したもの。
Amazonで2500円くらいだったと思います。
このマットで一番困っていたのは、そのかさばり感。
どんなに小さくしても結構大きくて、僕の手持ちの荷物の中では一番でかい存在でした。
サーマレストのインフレータブルマットは空気注入式
こちらが今回購入したTHERMAREST(サーマレスト)のアウトドア用マットレス「プロライト プラス」。
ファスト&ライトシリーズというやつで、色はポピーというオレンジっぽい色。
サイズは何種類かあるんだけど、僕は頭から太ももくらいまでをカバーする長さの「スモールサイズ」にしました。
センチでいうと横幅が51センチ、長さが119センチです。
インフレータブルマットは内部に空気を注入して膨らますタイプのマット。
ちょっと見にくいけど、上の写真のマット左上に黒いバルブがあって、ここから空気を出し入れします。
サーマレストのこのシリーズは内部に「アトモスフォーム」というスポンジ的なものが入っているので、バルブを緩めると勝手に半分くらいまで空気が入る自動膨張式。
もっと空気を入れたい場合は自分で息を吹き込むか、別売りのポンプをつかって膨らませます。
厚みは3.8センチで、底づき感なし。
厚さはマックスまでふくらませると3.8センチで、横から見るとこんな感じ。
このくらい厚みがあると底づき感がないので、かなりふかふかの寝心地です。
ちなみにもっと分厚いシリーズとしては「NeoAir Xlite (ネオエアーXライト)」という厚さ6.3センチのシリーズも出ているようです。
サーマレスト・インフレータブルマットレスの良いところ3つ
良いところを3つに絞って紹介するとしたら、こんな感じです。
- コンパクトに持ち歩ける
- ふわふわの寝心地と適度な摩擦感
- ウレタンマットと組み合わせると底冷え対策は万全
良いところその1:コンパクトに持ち歩ける
一番のメリットは、なんといってもコンパクトに収納できるところ。
空気を抜きながら小さく丸めて付属のスタッフバッグに入れると、このくらいまで小さくなります。
ナンガの寝袋よりも小さくなるので、ザックの中で場所を取らずにパッキングもラクチン。
軽さも450グラムでかなり軽いです。
サイズは長さ28センチ、直径10センチまで小さくなります。
バッグはこうやってヒモでとじるタイプ。
上の写真のとおり、マットを収納してもスタッフバッグの長さはまだ余裕があるので、ここにポンプやリペアキットを入れておいてもいいかも。
良いところその2:ふわふわの寝心地と適度な摩擦感
実際に使ってみて感動したのは、そのふわふわの寝心地。
アトモスフォームと空気圧のダブルクッションなので、これまで使っていたウレタンマットに比べると寝心地は雲泥の差。
ちなみに表面の触感はサラサラ系ですが、ちょっとした斜面でも寝袋が滑っていかないくらいのグリップ感はあります。
ウレタンマットに比べると摩擦感は少なめなので、寝袋に入って寝返りを打ったりするときも抵抗感がなくて良いです。
ちなみに、もしマットが硬すぎたりやわらかすぎると感じた場合は、空気の出し入れで調整すればOK。
空気注入式のマットは空気の入れ具合で硬さを調整できるのもうれしいところです。
良いところその3:ウレタンマットと組み合わせると底冷え対策は万全
もう一つのメリットは、寒い日でも地面からの底冷えを感じにくいところ。
空気注入式で厚みがあるので物理的に地面から離れられることと、空気とアトモスフォームによる断熱性が加わって、なかなか快適。
ためしに早朝の気温が5℃まで下がる10月中旬の長野県でのキャンプで使ってみましたが、手持ちのウレタンマットと組み合わせたら朝まで爆睡でした。
まだ氷点下まで気温が下がる厳冬期のキャンプで試したことはありませんが、
- 秋キャンプまでならウレタンマットとの組み合わせて万全
- 夏キャンプならインフレータブルマットだけで十分
というイメージかと。
注意点:使用時は穴あき(パンク)に注意
ひとつ注意点を挙げるなら、このマットは「パンクの可能性がある」ということ。
従来のウレタンフォームタイプのマットはパンクという概念はありませんでしたが、空気注入式のマットにはどうしてもパンクの危険がつきまといます。
これは、デメリットと言えばデメリットだけど「コンパクトで軽量」のトレードオフだから仕方ないかな、と割り切っています。
特に壊れやすいのはバルブ周りで、
- プラスチックのバルブそのものが割れてしまったり
- 硬いバルブと柔らかいマットレスとの接合部分が剥がれたり
ということが起こりやすいので注意が必要。
故障させずに長く使うコツ
長く使うためには
- バルブ部分を圧迫したりぶつけたりしない
- 地面がデコボコしたところでは使わない
- ウレタンマットを下に敷いて使う
というところに気をつければよいかと。
ちなみに、マットレス内には「アトモスフォーム」というスポンジ素材が入っているので、万が一パンクして空気が抜けても最低限のクッション性と断熱性は維持されるとのことです。
また、サーマレストからは純正の「リペアキット」も出ているので、パンクしてしまった場合でも修理して使うことができます。
まとめ:「テント・寝袋・マット」はキャンプにおける三種の神器。
個人的に「キャンプスターターセット」として外せない「三種の神器」は、テント、寝袋、マットレスだと思っています。
快適なキャンプには椅子とかテーブルとか調理道具も大事だし、他にも揃えるべき小物はたくさんある。
だけど、僕は「まずこの三種は妥協せず良いやつを買ったほうが良い」と思う派です。そんなに買い換えるものでもないし。
今回、これまでかさばっていたマットレスがコンパクトで軽量になったのはとてもうれしい。
これで良い感じの三種の神器を揃えたので、いろいろ使い倒していきたいと思っています。
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