このごろ、昔とった写真を引っ張りだして見る機会があったのですが、
LC-Wideで撮った写真ってやっぱりいいなーと思いました。
過去の写真を見ていたら、LC-Wideの写りがやっぱり好きだなーと思ったって話。
一番映えるのは、なんでもない光を撮った時。
フィルムカメラだから、やっぱりデジカメ以上に暗いところには弱くて、
たとえば薄暗い水族館で何か撮ろうとしてもフィルムによっては全然写っていなかったりする。
だけどその代わり、充分な太陽の光さえあれば、なんでもない風景でもとんでもなくいい感じに写る。
この写真は、2012年ごろにニューヨークに行った時に撮ったもので、少しだけ暗いけどまさにそんな感じ。
この瞬間だけこの場を満たしていた光の、その表情みたいなかすかなニュアンス的なものが、
普通に撮るだけで写真の中にちゃんと入ってくれる。
だからこのカメラを持つと、被写体よりも光そのものを探すことになる感じがします。
それが他のカメラを持つときの感覚とは大きく違うところで、気に入っています。
せっかくなら当時使ったフィルムは何だったかをメモしておけばよかったんだけど、
いまとなっては何で撮ったかもまったくわかりません。もったいないなー。
たぶん富士フイルムのプロビア400Xだったと思うんだけど、忘れちゃった。次からはメモするでござる。
リバーサルフィルム | 富士フイルム
バランス型よりも一点特化型が好き。
毎日使う中でバランス良く使えるカメラは頼りになるけど、
バランスよくなりすぎて丸くなっちゃってるタイプよりも、一点特化型がすきだなー。
手持ちのカメラでいうと、LC-Wideは一段とそんな感じがします。
なので、ここ最近はごぶさただったけど、この夏はLC-Wideもちょいちょい使っていきたいなと思いました。
ちなみに、ここで書いたGRD4のレンズ部分がギューコギューコいう病はなぜか自然治癒したので、
やっぱり普段づかいのデジカメとしてはこれからしばらくはGRD4で行くような感じに落ち着いています。