一行日記7/27 北海道から帰ってきました。野生のシカ、リス、キツネはみた

要約と書評は似て非なるもの。おもしろい書評記事を書くための3つのコツ

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脳内メモ
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今年のはじめに書いた目標のひとつが「書評を書く」ということ。

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はじめはなんとなく手強そうで筆が進まなかった書評ですが、とりあえず何本か書いてみたらだんだん感覚がわかってきました。

それと同時に、

  • 書評を書くならこういうところに気をつけて書いていきたい
  • ここを抑えたらもっとおもしろい書評が書けそう

という経験値も貯まってきました。

というわけでこの記事では、現時点での「僕なりのおもしろい書評を書くための3つのコツ」を書いておきたいと思います。

ちょっと偉そうなタイトルになっちゃったけど、これは半分は自分のための記事なのであしからず。

コツ1:「要約」でなく「書評」を書くよう心がける

書評記事は、うまく自分でコントロールしていかないと単なる「要約」になってしまいがち。

要約と書評は、似て非なるもの。

僕は、要約と書評の違いは「主観の有無」に尽きると思っています。

  • 「要約」とは、記事の書き手の主観を徹底的に排除した「情報」
  • 「書評」とは、記事の書き手の主観を盛り込んだ「コンテンツ」

要約には「本の内容を正確に短くまとめる」という明確なゴールが決まっているので、誰が書いても同じものができる。

だったら、自分が要約を書く必要はない。なんなら「Flier(フライヤー)」みたいなサービスもあるし。

関連記事:今話題の本をサクッと。1冊10分でビジネス書の良質な要約が読めるアプリ「flier」

せっかく自分の時間を使って書くなら、自分にしか書けない文章を書いたほうが良い。

「書評」のつもりで書いた記事がいつのまにか「要約」になってしまっていないかは、常に自己点検していきたいです。

コツ2:掘り下げるべきは「自分の考えと本の趣旨の食い違う部分」

書評は、一冊全体をぼんやりと書くよりも、何点かポイントを絞って深掘りしていくほうがコンパクトにまとまって良いです。

そのときに立ちはだかるのが、「膨大な本の中からどこをピックアップするか」という問題。

一般的には、

  • 読んでいて一番タメになった情報や知識
  • 著者がその本で一番伝えたいメッセージ

が挙げられると思います。

ですが、僕は「それならブログの書評より、要約や本そのものを読んでもらえば良いのでは?」と思う派。

自分のブログで書評を書くなら、自分ならではの視点から記事を書かないと意味がない。

なので、僕は「自分の考えと本の趣旨の食い違う部分」を掘り下げるよう心がけています。

これはちょっと話が長くなりすぎるので、コツ3に続く。

コツ3:自分の価値観と本の趣旨のギャップを見つけて、上手にプロレスする

コンテンツというのはギャップがあるからこそおもしろくなるもの。

書評でも「この本の内容に完全に同意です。最高なのでぜひ読んで!」じゃおもしろくない。そんなもの、時間をつかって書く意味がない。

それよりも「本では◯◯と述べられているけど、僕は△△だと思ってる」という部分を取り上げて、そこを掘り下げることがおもしろい書評を書くコツなんじゃないかな。

いうなれば、本というサンドバッグを相手に、いかに上手に「ひとりプロレス」できるか

もっと言えば、そのプロレスの試合の中で

  • いかに相手の良さを引き出しながら自分の価値観を表現できるか
  • 観客(=ブログ読者)に試合をおもしろいと思ってもらえるか
  • その本自体をぜひ読んでみたいと思わせられるか

これらで高得点が取れる書評が、いまの僕が考える理想の書評。

まとめ:書評は「本のカバーをかぶせた自分語り」で良い

「主観」ってつまるところ、コンテンツの「エッジ」そのものなんですよね。

たとえば、

  • 数人のプロの手を経て綺麗に整形された書評
  • ひとりの素人のヘンテコな主観がふんだんに入っている書評

を比べた時、いわゆる教科書的な「正解」は前者。

でも、ワクワク感を持って読めるのは、間違いなく「不正解」であるはずの後者。

ちょっと乱暴な言い方だけど、書評は「本のカバーをかぶせた自分語り」くらいに思って書いたほうが良い仕上がりになるんじゃないかなと思っています。

今後も書評はたくさん書いていくつもりですが、ときおりこの記事を自分で読み直して初心に立ち返りたいです。

カテゴリ:読んだ本の書評

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