一行日記4/25 他者は自分を映す鏡

歌詞をよく知らない曲が自分の中でどんどん増えてきたのはいつからだろう

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音楽とかフェスとか
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先日書いた「モヤモヤした時すぐできる!気持ちの切り替えや気分転換にしている10のこと」という記事の中で紹介している通り、僕は「いつでも最高の気分になれるカラオケプレイリスト」を作って、日々スマホで持ち歩いています。

このプレイリストを持ち歩く習慣をはじめてからあらためて強く感じているのは「自分が歌詞無しで歌える歌が多ければ人生は楽しくなる」ということ。

そして、同時にいま感じているのは「サブスク時代の音楽への向き合い方」について。

今日はそのことについて、今の自分が思っていることを書いておきます。

メモレベルで個人的な心情を吐露しているだけなのでこれを読んだ人が特に得るものはないと思いますが、ここは僕の場所だし、書きたいので書く。

「歌詞を見ないで歌える歌」は人生を支えてくれる

ちょっと改めて言うには恥ずかしい感じもするけど、僕は「歌には人生を支える力がある」と思っています。

それはずっと自分の人生の中で音楽が大きな役割を果たし続けてきたから。

  • 90年代のJ-POP黄金期に中学時代を過ごし
  • 高校の通学時にはいつもイヤフォンでメロコアを聴いて
  • 大学時代にはバンドを組んで音楽一色の生活を過ごし
  • 就活時にずっと聴いていた音楽はいまでもずっと覚えてるし
  • 社会人になってからは年一回のフジロックがお正月

こうしていま音楽と付き合ってきた人生を振り返った時、いつもそばにいてくれたのは「歌詞を見なくても歌い切れるくらいに聴き込んだ曲たち」だった。

いまでも昔の曲を聴くと、当時の思い出が昨日のことのように思い出せる。

そういう思い出が詰まった曲は、時を越えていま、人生にちょっと迷ったときなんかでも力をくれたりする。

高校生の時代に聴いていたメロコアを聴きながら歌えば「自分にはなんだってできる」という気持ちを取り戻すことができるし、就活時に聴いていた歌を聞き返せば「いままさに、あの時選んだ未来にいるんだ」と思える。

高校生までは手に入れた音楽の歌詞は全部覚えていた

思い返せば、僕は高校生の途中までは、自分が手に入れた曲はすべて歌詞を覚えていました。

当時はCD全盛で、一枚3,000円くらいなので高校生にはすごく高い。なので、選び抜いて買ったCDをはじめに聞くときはベッドに寝っ転がりながら、必ず全曲歌詞カードに目を落としながら集中して聴いてた。

レンタルして手に入れた曲は歌詞をルーズリーフに書き写して、あとで歌詞が読めるようにしてた。(当時はネットは超遅く常時接続の出現前後。当然スマホなどない)

そうした時代に自分の中に蓄積していった曲たちがいまも自分の心の中にあるし、自分を引っ張り上げる原動力になってくれている。

それはやっぱり、それぞれの曲の歌詞をきちんと覚えて、曲全体をソラで歌えるくらい、それぞれの曲を「吸収しきっていた」からなんだと思う。

サブスク時代に音楽とどう向き合えばいいのか

僕はいまの高校生のようにサブスクネイティブでない世代だからか、はじめにサブスクモデルが世の中に出てきたときはかなり戸惑ったことを覚えています。

ざっくり挙げると

  • 「こんなにたくさんの曲を聴いてもいいの!?」という喜び
  • 「サブスクで見つけた曲を自分の中で大切にできるだろうか」という不安
  • 以前はひとつひとつの曲に自分の中でエピソードがあったんだけど、もうそれが追いつかないという絶望感
  • サブスクで音楽を「消費的に消費」している自分への違和感

などなど。

もはや「一曲一曲との出会いを大切にする」とか「全曲の歌詞を覚えて吸収する」というのは物理的に無理。

いまではだいぶ折り合いがついてきたけど、当時はかなり違和感を感じていて、というか今もこの記事を書きながら、いまだに「サブスクとの付き合い方」を考えているところがある、というのが正直なところ。

一定額を支払えば数千万曲の音楽に触れられる環境は明らかに歓迎すべき時代の恩恵で、だけどそこにうまく馴染めない自分に戸惑い続けている、といえばいいのかな。

まとめ:それでも新しい音楽に触れていたい

いろいろ書いたけど、僕には昔を懐かしんで「あのころは良かった」というつもりはない。

サブスク化はいろんなジャンルで不可逆な流れだし、「音楽」こそサブスクによる影響で構造変化が起きている最たる分野。

だから、自分は音楽が好きだからこそ、その流れにアジャストしていくつもりだし、サブスクを食わず嫌いして昔の曲ばかり聴いて、そのまま時代から置いていかれるつもりもない。

常に生まれ続ける新しい音楽に触れ続けたいし、いくつになっても若い人が作った曲を心から「良い曲じゃん」と思える柔らかさを持ち続けていたい。

だけどその一方で、心のどこかに「歌詞を見ないで歌える歌」ようなお気に入りのとっておきの唄を忘れずに置いておけるところは残し続けていきたいな、と思っています。

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