夕方の「濱松たんと本店」でお腹を満たしたあとは、バスに乗って沿岸部に向かうことにします。
前回の記事はこちら:浜松餃子、遠州焼き、静岡おでん、引佐うどん。浜松の名物を楽しみきるなら「濱松たんと本店」で。
というのも、浜松にはなんと「砂丘」があるとのこと。
砂丘と言えば鳥取砂丘。
ですが、浜松の遠州灘に面した海岸部にあるのが「中田島砂丘」。
さっそく行ってみることにしました!
浜松・遠州灘に面した砂丘「中田島砂丘」

中田島砂丘に行くには、浜松駅からバスに乗るのが一番。
相変わらずバスのボタンがいい感じのローカル感。

降りるバス停は遠鉄「中田島砂丘」です。
バス停から砂丘までは歩いて1分。

近くにはマリンスポーツのお店の他に、ネイチャーセンターも。
この中田島砂丘は、アカウミガメの産卵地としても有名なところ。
さっそく砂丘へ!

バス停を降りてすぐの交差点を渡れば、そこは中田島砂丘の入り口。

砂丘の前には砂丘のマップが置いてあります。
東西に細長い砂丘。
面しているのは遠州灘、東の方には天竜川が流れています。

ちなみにここは「糸切り合戦」などが行われる浜松の凧揚げ祭りの会場にもなっているそう。
なるほど、風がめちゃくちゃ強くて凧揚げには最適。
そのすぐ横にはウミガメのイラストも書いてあります。
めちゃくちゃ広大!

さっそく砂丘に踏み込んでいくと、目の前に見えるのは積み上がった大量の砂。
まさに砂の丘。

遮るものも目印になるものもないので、海岸までは立てられている旗を目安に進んでいくことになります。
夜とかに来たら軽く遭難しそうだな……。

さっそく歩き始めますが、距離感がつかめない。

歩いてもあんまり景色が変わらなくて、軽く混乱します。

時刻はちょうど夕焼け時。

夕日で染まる砂丘。
見渡す限り、なにもない。
さっきまで浜松の都市部にいたのでこの景色が信じられない。

旗を目安に砂の丘を登っていきます。

風が猛烈に強い。
けど、不思議と砂嵐のようなものはなし。
やっと見えた遠州灘

砂の丘をてっぺんまで登ると目の前が一気に開けます。
そこでようやく見えてくるのが遠州灘。

砂浜の上に広がるのは空だけ。

夕暮れの静かな時間、どこまでも続く海岸線。
なにもないけど、風だけはものすごく強い。
聞こえるのは波の音と、風切り音。

夕暮れ時の中田島砂丘をiPhoneのパノラマで。
こんなに広い空をみたのは本当に久しぶり。
遠州灘から打ち付ける波がワイルド

波はかなり大きくて、大迫力。
東京湾ではまず見ることのないレベルの波です。

「ここから先の海には、ほんとうに何千キロもなんにもないんだな」と思うとすごく気が遠くなる。
ちなみにGIFにするとこんな感じ。
人のサイズをもとにみてみると、けっこう強烈な波であることがわかります。
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一瞬、地球じゃない星にいるような感覚に。

どこまでも広がる荒涼とした風景。
まるで別の星に来たみたい……と思っていたら、ここはJAXAが月面探査機の試験を行ったこともあるそう。
意外と別の星ってのも、行ってみたらこういう感じなのかもしれないね。

帰るときに砂丘のてっぺんから浜松駅方面をみてみると、アクトシティが空にそびえているのが見えました。
あのふもとが浜松駅。
あれが見えている限り、浜松では迷子になることがなくていいね。
まとめ:想像以上のスケール感。
実のところ、中田島砂丘は浜松に来るまではその存在も知らなかったんだけど、実際に来てみたらそのスケール感に圧倒されました。
浜松の都市部からバスでちょっとの距離にこんなに雄大な景色があったのには驚き。
こういう自然が身近にある街っていいなぁ。
次の記事はこちら:新幹線から浜松餃子への最短経路。浜松駅構内「石松」で車盛りにチャレンジ!
公式サイト:遠州灘海浜公園/浜松市





