一行日記10/6 週末だけで25時間くらい寝た。

色褪せない天井絵に息を呑む。紅葉に彩られた晩秋の福井・永平寺に行ってきました!

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たのしい旅行記
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福井駅に着いてから高速バスに乗り込んで永平寺に向かった我々。

前回の記事はこちら:永平寺へのアクセスは福井駅から直通の京福高速バスが便利!本数少ないので気をつけて。

正直なところ、僕自身では特に下調べもせずに友人の誘うままに訪れたのですが、積み重ねられている歴史に圧巻されっぱなしでした。

この記事で使用しているカメラ&レンズは SONYのミラーレスカメラ「α7II」 + SONY SEL50F18F(50ミリ F1.8) です!

帰りのバスチケットはすぐに買ってしまうが吉

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高速バスに揺られること30分程度、ついに永平寺に到着。

Google マップ上の場所としてはこんな感じ。

永平寺のある町の名前が永平寺町という時点で、その影響力の大きさが伝わってきます。

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帰りはまた高速バスで福井駅まで戻るのですが、帰り際になって慌てて切符を買ったりしているうちにバスが出てしまうと困るので、着いたらすぐに帰りの切符を買ってしまうのが吉です。

売り場はバスから降りたすぐのところにある売店で買えます。

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値段は行きも帰りも720円。

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ここからは歩いて永平寺の方向に向かいます。

この辺は永平寺に向かうまでの道は観光地になっていて、お土産屋さんなど多数。

お食事処もあります。

歴史の重みを感じる永平寺

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しばらく歩くと、永平寺の一帯に到着します。

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永平寺の全景。

このような感じで山の斜面にいくつもの建物があって、それらすべてをまとめたものが永平寺と呼ばれています。

この中で実際に修行している方もいらっしゃいます。

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永平寺周辺の木々はちょうど紅葉のシーズン。

この枝の下には苔むしたやわらかな地面が広がっていて、緑と赤のコストラストが見事でした。

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永平寺は参拝者入口から参拝券を買って中に入ることができます。

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参拝券はすぐにお坊さんに渡してしおりと交換することになります。

このしおりがものすごい情報密度。

今後はこれを片手に、永平寺のそれぞれの建物を歩いて回ることになります。

傘松閣の絵天井!

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永平寺の参拝口から入って順路通りに進んでいくと、序盤で入ることになるのが傘松閣(さんしょうかく)という建物。

156畳もの広さの広間の天井には、一面に格子が組まれ、そのひとつひとつの中に極彩色の絵が入っています。

もし時間に制限がなければ、ここだけで丸一日過ごしても全然余裕。

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ついついうっかりと見上げるばかりになってしまいますが、天井だけではなくて広間そのものの風格も素晴らしいです。

障子から入る光が部屋全体を明るくしてくれて、すごく気分が良い。

床の畳も一枚一枚の目がぴちっときれいに並んでいてホコリ一つありません。

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総数230枚にものぼるこれらの天井絵が描かれたのは昭和初期。

昭和初期というと90年くらい前になるわけですが、時代の流れを全く感じさせないところが驚異的。

淡い色使いと緻密に書き込まれた線は、現代のパステルカラーを多用したイラストのような雰囲気さえある。

必ずしも正しくない言葉選びかもしれないけれど、やっぱりこれは紛れもなく「かわいい」です。

反射するほどに磨き込まれた木の床

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傘松閣を出たら順路通り東司(とうす)を経て僧堂(そうどう)へ。

永平寺の中はこうした回廊や長い階段を使っての移動になります。

階段ばかりのようにも思えますが、スロープやエレベーターも用意されたルートもあるので、車椅子の方でも参拝できるようになっています。

車椅子のレンタルもできるようです。

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建物のちょっとした細部に至るまで、塵一つなく凛としています。

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すべての床は、どこまで行っても完璧に磨き上げられてピカピカ。

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歩き進めていって、永平寺の端の方にある建物「承陽殿(じょうようでん)」まで来たところ。

ちょうど僕がここに来たタイミングで、雲水(修行僧の方々)の日々の修行が行われ、その一部始終を間近で見学することができました。

厳かな雰囲気で、こちらまで身の引き締まる思い。

秋の光と窓から見える紅葉

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ここからは秋の光が落ちる回廊を通って、法堂(はっとう)から大庫院(だいくいん)方面へ。

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通路の窓には格子がかかっていて、その隙間から見える中庭の紅葉がまた見事でした。

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一瞬ごとに息を呑みたくなるような、素晴らしすぎる瞬間の連続。

ひといき坐禅でひとやすみ

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一通り巡ってきてもとの吉祥閣(きちじょうかく)まで戻ってくると、通路の脇道に「ひといき坐禅」の案内を発見。

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なんだろうと思って少し入っていると、ここは参拝終わりのお客さんが坐禅を組める空間とのことでした。

全体を回ってきたあとはちょっと歩き疲れている状態だし、永平寺の雰囲気を全身で感じた後は座禅を組んでみたくなる気持ちになるもの。

正しい作法とかそういうのはよくわかりませんでしたが、僕も自分なりに座禅を組んで真似事をしてみることに。

目を閉じてしばらく瞑想とも言えないような時間を過ごしてみましたが、場のエネルギーのおかげか、すごく頭の中がすっきりしました。

まとめ:福井旅行の際にはぜひ。

永平寺見学のはじめは、実際に修行に今も使われている施設ということもあって、少しおそるおそるな気持ちもありました。

でも実際は、僕らのような何も知らない人たちに対して丁寧な説明をしてくれる修行僧の方がいたり、最後の「ひといき坐禅」のような空間が用意されていたりで、出てくる頃にははじめに抱いていたようなイメージとはだいぶ変わっていました。

手持ちのパンフレットだけでもかなり楽しめますが、ところどころで雲水の方がガイドさんのような感じで施設の説明をしてくれるのが親切。

序盤から薄々感じていたけど、やっぱりこれだけ盛りだくさんの見学ができて500円は破格。

ぜひ福井観光の際には足を伸ばしてみてほしいスポットです。

次の記事はこちら:永平寺周辺でランチするなら事前に下調べしてお店を決めておくのがおすすめ。

【曹洞宗大本山永平寺】アクセス・営業時間・料金情報 - じゃらんnet
曹洞宗大本山永平寺の観光情報 営業期間:拝観:08:30〜16:30。曹洞宗大本山永平寺周辺情報も充実しています。福井の観光情報ならじゃらんnet 曹洞宗の大本山。寛元2年(1244年)に道元禅師によって出家参禅の道場として開創されました。

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