Raspberry Piを操作する時に「わざわざ物理キーボードを接続するのめんどうだな〜」と思う時があったので、ソフトウェアキーボードである「Matchbox Keyboard」を導入してみました。
VNC接続を確立するまでのつなぎ運用としても便利です。
Raspberry Piに毎回物理キーボードを接続するのが面倒
VNC接続を確立していない状態でRaspberry Piを操作するには、基本的に外付けキーボードが無いと厳しいです。
で、Raspberry Piって昔ながらの有線キーボードでないと操作を受け付けないんですが、いまってむしろ大体のキーボードって無線化されているのが普通。
有線のキーボードを拾ってくるのは逆にめんどくさかったりします。
百歩譲ってはじめの一回目はどうしようもないとしても、そのあとずーっとでかい外部キーボードをつなげておくのは邪魔だしめんどう。
かといって、「普段は外しておいて使うときだけつなぐ」というのもこれまた面倒。
なので、「キーボードを取り外した状態でもちょっとした文字入力ならマウスからできるようにソフトウェアキーボードがあったらいいのにな〜」と思っていました。
ソフトウェアキーボード「Matchbox Keyboard」をインストールしよう
Raspberry Piがすでにインターネットに繋がっている状態であれば、以下のコマンドで「Matchbox Keyboard」というソフトウェアキーボードをインストールすることができます。
sudo apt-get install matchbox-keyboard
途中でYes/Noの質問が来るので、Yesの「Y」で進みましょう。
起動は「matchbox-keyboard &」コマンドで。
インストールに成功したら、以下のコマンドを打って起動してみましょう。
matchbox-keyboard &
画面の上半分にどかっとキーボードが出てくれば成功。
この状態ならマウスでポチポチと文字力ができるようになります。
このときついでに、メモ帳に「matchbox-keyboard &」という文字列を入力してデスクトップに保存しておくが吉。
そうすれば次回からはマウスだけでもコマンド文字列をコピペすることでソフトウェアキーボードが起動できるようになります。
Raspbianでは、コピーしたい文字を選択してから中ボタンクリックでペーストできます。
余談: 新OS「PIXEL」ならBluetoothキーボードが使えるかも。
ところで、前述の通り、Raspberry Piは基本的にはオールドスクールな有線キーボードしか受付けていません。
が、最新OSの「PIXEL」ならOSレベルでBluetooth接続をサポートしているので、Bluetoothドングルを挿せばBluetoothキーボードでも対応できるかも。
関連記事:Raspberry Pi にRaspbian Jessie with PIXELをインストールしたの巻。
ぼくは試したことはないですが、もしBluetoothキーボードを使えるようになるのであればBluetoothドングルを買ってみる価値はありそうです。大した値段じゃないし。
もしHHKB BTをつなげることができたら、ムダに文字入力が捗りそう。
関連記事:HHKB BTの使用感を徹底レビュー。深めのストロークが生み出す「指に吸い付く感覚」が気持ちいい。
同じくマウスもBluetoothで無線化できるとなると、なかなか夢が広がります。
まとめ:ソフトウェアキーボードはインストールしておけば、ちょっとしたときに役に立つ!
ふだんはあんまり使わなくても、インストールしておくといざというときに役に立つのがソフトウェアキーボード。
ちょっとした文字入力をしたい時にサクッとマウスからできるとけっこう便利なので、インストールしておくと便利かもしれません。
でもあくまでもソフトウェアキーボードは仮の運用。
早めにVNC接続を確立してふだん使い慣れてるPCから総察できるようにしておくと良いと思います。
関連記事:MacからRaspberry PiにVNCでリモートデスクトップ接続する方法